スケアリー・モンスターズ43 ページ45
◇
ハロウィーンウィーク4日目もお客さんで大賑わいで終わり、Aはオンボロ寮の自室で眠っていた。
ぎしっ……、と階段を登ってくる足音に眠っているAは気付かない。
その足音はAの部屋の前で止まり、扉を開く。
ぎしっ、ぎしっ……と床を歩く音が2つ。
足音の持ち主は眠るAを覗き込む。
『………？』
強い視線を感じてAは目を覚ました。
閉じていた目を少しずつ開けると、そこには男が2人スマホを向けて立っていた。
「Aちゃん寝起きドッキリ〜♡」
『きゃ………んんっ』
「ちょっと叫ぼうとしないでよ！ オレら変なことしにきたわけじゃないからさ」
「って馬乗りになってる時点で説得力ないけどな！」
「あはは、それな〜」
男はAの上に馬乗りになると叫ばれないように口を塞ぎ、腕を拘束する。
はっきり言ってなにかをする気にしか見えない。
Aの目には恐怖のあまり涙が溢れていた。
「涙目のAちゃん超可愛い♡記念に写真撮ろうっと」
男が写真を撮ろうとした、その時、Aの部屋の扉が勢いよく開いた。
「やいやい、てめーら！ Aから離れるんだゾ！」
「Aちゃんを襲うなんてっ絶対に許さない！！」
グリムの吐いた炎が男たちのお尻に引火し、慌てて部屋を出て行く男たちをユウが追いかけて制裁を加えた。
「Aちゃん、助けるのが遅くなってごめんよ」
『ゴーストさんたち……』
「オレたち、Aちゃんを助けたくても人間に触れないからなにも出来なくて……ユウたちを呼びに行ったんだ」
「A、オレ様が来たからもう大丈夫なんだゾ。どんなヤツが来てもオレ様がやっつけてやる！」
「ちっ、暗闇に紛れて逃げられた。Aちゃん、僕たちがいるからね、もう大丈夫だよ」
『ゆ、うくん……グリムっ…………こわ、こわかったっ……』
恐怖からAの目からは大粒の涙が零れ落ちる。
ユウとグリムはAの涙が止まるまでずっと抱きしめていた。
.
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ここ(プロフ) - いちごさん» わあ、いちごさんに好きと言ってもらえて嬉しいです〜^_^ (2020年12月12日 8時) (
レス) id: e9ce79e520 (このIDを非表示/違反報告)
いちご(プロフ) - 超すこだわ (2020年12月11日 21時) (レス) id: eba29568ac (このIDを非表示/違反報告)
ここ(プロフ) - ゆゆさん» ゆゆさんありがとうございます！ 順位ってジャンルごとの順位だと勘違いしていたので、調べてみたら全作品からの順位でびっくりしちゃいました。これからも頑張ります！ (2020年11月29日 19時) (レス) id: e9ce79e520 (このIDを非表示/違反報告)
ゆゆ(プロフ) - えっえっえっえっえっ一位おめでとうございます！！ (2020年11月29日 17時) (レス) id: 861ee0d781 (このIDを非表示/違反報告)
ここ(プロフ) - Airis*.さん» Airisさんコメントありがとうございます！本編以外も読んでくださって光栄です！エースくん好き仲間が増えて嬉しいです〜^_^応援してくださりありがとうございます！ (2020年11月28日 7時) (レス) id: e9ce79e520 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ここ
| 作成日時：2020年11月25日 7時
