スケアリー・モンスターズ23 ページ25
◇
◇
「Aはともかく、なんか先輩たち子どもの相手慣れてません？」
「別に、普通じゃね？」
「去年も同じようなことをやったからじゃないか？ エースもいずれ慣れるだろう」
「ふ〜ん……。実はオレちょっと7日間も学外の人に気を遣わないといけないの面倒じゃね？ って思ってたんすけど……1年のうちに1回くらいこういう行事があってもいいかもっすね。……だってハロウィーンウィークの間は先生たちも宿題減らしてくれるし！」
「ふふふ、そうですね。グリムさん、スタンプラリーの台紙を確認させていただけますか？」
「はっ、すっかり忘れてたんだゾ。オレ様7つぜーんぶ集めてきたんだゾ！」
「……はい、確認しました。それでは合言葉をお願いします」
「ふふん、ハロウィーンのプロのオレ様はもう呪文覚えてるんだからな。トリック・オア・トリート！」
「たしかに。ではこちらがご褒美のお菓子です。食べ過ぎには気をつけてくださいね」
「にゃっはー！ オレ様のお菓子なんだゾ！ A、一緒に食べるんだゾ」
『ふふ、ありがとう』
お菓子をもらってご機嫌なグリムはAの周りをクルクルとスキップで回る。
お手軽なヤツだねぇ、とエースがからかうが聞こえていないようだ。
「なあなあ、オレ様腹減ったんだゾ」
「お、じゃあみんなで飯食いに行こうぜ！ いいっすよね、先輩？」
「……お前、俺たちに昼飯をたかるつもりだな？」
「え〜、人聞き悪いなあ。オレは尊敬する先輩たちと一緒に、楽しくご飯食べたいってだけですってえ！」
「全く、調子のいいヤツ……」
「ジェイドはどうする？」
「僕ももうすぐ休憩時間なので、ご一緒します」
「ふっふっふ……話は聞かせてもらったわよ。私もご一緒させてもらってもいいかしら？」
「「「「「え？」」」」」
『えっ、その声……』
フロイドとジェイドの間にはいつの間にかサングラスをかけた1人の女性が立っていた。
スケアリー・モンスターズ24→←スケアリー・モンスターズ22
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1398人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ここ(プロフ) - いちごさん» わあ、いちごさんに好きと言ってもらえて嬉しいです〜^_^ (2020年12月12日 8時) (
レス) id: e9ce79e520 (このIDを非表示/違反報告)
いちご(プロフ) - 超すこだわ (2020年12月11日 21時) (レス) id: eba29568ac (このIDを非表示/違反報告)
ここ(プロフ) - ゆゆさん» ゆゆさんありがとうございます！ 順位ってジャンルごとの順位だと勘違いしていたので、調べてみたら全作品からの順位でびっくりしちゃいました。これからも頑張ります！ (2020年11月29日 19時) (レス) id: e9ce79e520 (このIDを非表示/違反報告)
ゆゆ(プロフ) - えっえっえっえっえっ一位おめでとうございます！！ (2020年11月29日 17時) (レス) id: 861ee0d781 (このIDを非表示/違反報告)
ここ(プロフ) - Airis*.さん» Airisさんコメントありがとうございます！本編以外も読んでくださって光栄です！エースくん好き仲間が増えて嬉しいです〜^_^応援してくださりありがとうございます！ (2020年11月28日 7時) (レス) id: e9ce79e520 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ここ
| 作成日時：2020年11月25日 7時
