スケアリー・モンスターズ12 ページ14
◇
◇
オクタヴィネルのスタンプラリー会場は魔法薬学室の薬品室。
「ここがオクタヴィネルの会場か……ひっ」
『わっ』
中に入ろうとしたユウが急に足を止めたため後ろにいたAは顔をユウの背中でぶつけた。
打った鼻を摩りながらユウの背中から中を覗き込むと、ユウが足を止めた理由がわかった。
『ひえ……これは、不気味だね』
「夜は絶対に来れない所だよね」
「あのカボチャ、目が動いた気がするんだゾ！？」
「やめてよグリムっ」
「Aさんたち、ようこそいらっしゃいました。いかがですか？ 我がオクタヴィネルのハロウィーンは」
未だに中に入れていないAたちに気付いたアズールがこちらにやって来る。
彼の仮装は身体に包帯が巻き付いていることからミイラ男かマミーのようだ。
『アズール先輩こんにちは。とても雰囲気が出ていて素敵だと思います』
「Aさんにそう仰っていただけて嬉しいです。Aさんの魔女の仮装、可愛らしいですね。ふむ……ラウンジで従業員が仮装するイベントデー的なものもいいかもしれません」
「おいアズール！ 早くスタンプを押してほしいんだゾ！」
「これは失礼。おや、もう2つも集められたんですね」
「へへん！ あっという間に全部集めてやるんだゾ！」
「その調子でハロウィーンを楽しんでください。そして我がオクタヴィネルのハロウィーンがどの寮よりも素晴らしかったと称賛してください」
「次に行くんだゾ〜」
スタンプラリー台紙を持って走り出すグリムをAとユウはまた追いかける。
次に近いのはスカラビアのスタンプラリー会場。
「ふなっ、購買がオンボロ寮よりボロボロになっちまってんだゾ！」
「あれは、絨毯かな」
「おっ、お前ら来てくれたのか？」
『カリムこんにちは』
「よお、A！ Aは魔女の仮装なんだな、可愛いなっ」
『あっ、ありがとう』
購買部の前には狼男の仮装をしたカリムが笑顔で迎えてくれた。
満面の笑みで可愛いと褒められたAは恥ずかしそうに微笑んだ。
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ここ(プロフ) - いちごさん» わあ、いちごさんに好きと言ってもらえて嬉しいです〜^_^ (2020年12月12日 8時) (
レス) id: e9ce79e520 (このIDを非表示/違反報告)
いちご(プロフ) - 超すこだわ (2020年12月11日 21時) (レス) id: eba29568ac (このIDを非表示/違反報告)
ここ(プロフ) - ゆゆさん» ゆゆさんありがとうございます！ 順位ってジャンルごとの順位だと勘違いしていたので、調べてみたら全作品からの順位でびっくりしちゃいました。これからも頑張ります！ (2020年11月29日 19時) (レス) id: e9ce79e520 (このIDを非表示/違反報告)
ゆゆ(プロフ) - えっえっえっえっえっ一位おめでとうございます！！ (2020年11月29日 17時) (レス) id: 861ee0d781 (このIDを非表示/違反報告)
ここ(プロフ) - Airis*.さん» Airisさんコメントありがとうございます！本編以外も読んでくださって光栄です！エースくん好き仲間が増えて嬉しいです〜^_^応援してくださりありがとうございます！ (2020年11月28日 7時) (レス) id: e9ce79e520 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ここ
| 作成日時：2020年11月25日 7時
