バルガスキャンプ77 ページ24
◇
「いたたたたっ！！ ちょっ、フロイド先輩マジ痛いですって！」
「オレが真面目に仕事してる間にサボってたカニちゃんはぁ、絞められて当然じゃね？ これで終わりじゃねーから。あとでウミヘビくんとよぉく相談するわ」
「ひっ、これで終わりじゃねーの！？ ユウ助けて！」
「…………ファイト！」
「嘘だろ！？ マブダチを見捨てんのかよっ」
ギリギリギリ……とフロイドに絞め上げられているエースにユウは眩しい笑顔で親指を立てる。
エースがマブダチと言うと、Aは周囲を見回しあることに気づく。
『あれ……デュースは？』
そう、そこにデュースの姿は見当たらなかった。
◇◆◇◆
『みんな……大丈夫かな』
Aは胸の前で手を握り、心配そうにドワーフ小屋の前でユウたちの帰りを待っていた。
遡ること約2時間前。
デュースがいないことにAは気がついた。
ジャックたちはデュースがエースたちといるものだと思っていたが、帰ってきたのはエースとレオナ、Aの3人だけ。
話を聞けば黒い影、バルガスに襲われたのは課題をサボっていたエースとレオナの2人だけだという。
それならデュースの身になにかあったのではないか、エースたちは最後に彼の姿を見た坑道に向かうことにした。
Aも向かおうとしたのだが、ユウに
「Aちゃんはバルガス先生たちといて？ デュースは僕たちが連れて帰ってくるから、帰ってきた時に、おかえりって言ってほしいな」
と言われ、彼らの帰りを待つことになった。
「バルガス先生、そろそろ時間ですね」
学園から鏡を通ってやってきた学園長が、懐中時計を見て呟く。
Aもスマホを見るが、ユウたちがデュースを探しに向かってもうすぐ2時間が経とうとしていた。
「ええ。しかし数人の生徒たちが、まだ集まっていないようです。いったい、どこで油を売っているのか……」
『バルガス先生、そのことなんですが』
このままでは集合時間を守らなかった罰として廃部になってしまう。
Aがバルガスに事情を説明しようとすると
「お待たせしました！！」
ドワーフ小屋に向かって走るラギーたちの姿が見えた。
▶
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時間の止まったリス - バルキャンの妖精の男の子のイメージに何故か鏡◯レ◯くんが浮かんじゃいました(当時のリスがプ◯セカにハマっていたことからです) (2022年3月23日 9時) (
レス) @page3 id: d39a98933d (このIDを非表示/違反報告)
ここ(プロフ) - 夢桜さん» 反応集ですか！それは読むのが楽しみです^ ^頑張ってください♪ (2021年8月4日 13時) (レス) id: e9ce79e520 (このIDを非表示/違反報告)
夢桜(プロフ) - ありがとうございます！呼んでみてくださいね！ツ○ステの反応集？も作ってみたので、そちらもみてください！ (2021年8月3日 23時) (レス) id: f6c4d55ff1 (このIDを非表示/違反報告)
ここ(プロフ) - 夢桜さん» 鬼○のお話を書かれているんですね！鬼○は私も大好きなので是非読ませていただきます(*^_^*) (2021年8月3日 17時) (レス) id: e9ce79e520 (このIDを非表示/違反報告)
夢桜(プロフ) - はい！私の無理のないペースで頑張っていこうと思います！今、鬼○の刃の夢小説をかいているので、読んでみてください！ (2021年8月3日 13時) (レス) id: f6c4d55ff1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ここ
| 作成日時：2021年6月19日 21時
