バルガスキャンプ10 ページ5
◇
次の日の午後。
オンボロ寮で【バルガスキャンプ】に向けて準備をしているAとユウの元にジェイドがやってきた。
フロイドが突然やってくるのはよくあるがジェイドがアポなしにやってくるのは珍しい。
Aは紅茶と今日のおやつであるスコーンの乗ったお皿をジェイドの前の机に置いた。
「突然来たというのにこんな素敵なおもてなしをありがとうございます」
『さっき焼き上がったばかりなの。よかったらどうぞ』
「喜んでいただきます」
「ところでジェイド先輩。急に来てどうしたんですか？」
「実はA、ユウさん、グリムさんにお聞きしたいことがありまして」
「「『聞きたいこと？』」」
声を揃える3人にジェイドはスコーンを食べ、紅茶を口にするとハンカチで唇を拭きながら和やかに笑う。
「みなさんご存知かとは思いますが僕は山を愛する会という部活で活動をしているんです」
「しょっちゅう山に登って変な物を持って帰ってくるってフロイドから聞いたことがあるんだゾ」
「ふふ……変な物、ですか。人にはそれぞれの感性がありますからね。例えば僕たちが今食べているこのスコーン。ユウさん貴方は変な物だと思いますか？」
「思わないですね。Aちゃんが作ってくれたものですし、変な物って思う人がいたら許しません」
「大勢の方に聞いても同じようにお答えするでしょう。もしAが山でキノコを採取してきたとします。するとフロイドはそれを変な物とは言わないでしょう。僕ではなくAが持ってきたものですから」
『そうなの？』
「はい。……話を脱線させてしまいましたね。本題に入りましょう。貴方たちは僕の所属している山を愛する会は運動部だと思いますか？」
脱線していた話を戻したジェイドはゆったりと笑みを携えたままAたちに問いかける。
山を愛する会が運動部だと思うか、と聞かれたAとユウは何故そんなことを聞くんだろう、と首を傾げた。
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ここ(プロフ) - ミコミコさん» ミコミコさん、コメントありがとうございます^_^セベクの純粋なところ可愛いですね…！ (2021年12月8日 8時) (
レス) id: e9ce79e520 (このIDを非表示/違反報告)
ミコミコ - セベクが可愛い…………(^^) (2021年12月8日 6時) (レス) @page12 id: f5d7639b7a (このIDを非表示/違反報告)
ここ(プロフ) - 翡翠さん» 翡翠さん、まさかセリフを覚えてきたとは、Re:startのお話のでしょうか！？もしそうだとしたら凄いです…っ！！ (2021年7月25日 19時) (レス) id: e9ce79e520 (このIDを非表示/違反報告)
翡翠 - いやー、セリフ地味に覚えてきましたねw (2021年7月25日 14時) (レス) id: 34ae80e840 (このIDを非表示/違反報告)
ここ(プロフ) - 翡翠さん» 毎日1話…！もうセリフとかも全部完コピできちゃいそうですね…！応援本当に嬉しいです、ありがとうございます(*^_^*) (2021年6月18日 21時) (レス) id: e9ce79e520 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ここ
| 作成日時：2021年5月7日 12時
