バルガスキャンプ43 ページ38
◇
『ジャミルくん課題お疲れ様だよ。凄いお魚だね』
「ああ、君も手伝いお疲れ様。フロイドに任せて正解だった。課題もクリアしたし、かなりの量の食材も確保できた」
「おっ、Aじゃん。なに、オレに会いにきてくれた？」
『エースもお疲れ様だよ。フロイドはまだ湖の中？』
「あと1回潜ったら終わり、って言ってたからそろそろ出てくんじゃない」
バシャバシャと激しく水面が揺れているあの場所にフロイドがいるのだろう。
そのフロイドに捕まった魚がまた1匹地面に飛んできた。
「はい、魚。これで終わり」
「「「すっげー！！」」」
「これだけの量を捌くのは時間がかかりそうだな……A、君は魚は捌けるか？ もしよかったら手伝いを頼みたいんだが」
『うん、できるよ。喜んでお手伝いさせて』
「助かるよ。それじゃあ手分けして魚を運ぼう」
部員たちは魚の入ったバケツを手分けして持ち、キャンプ場へ向かう。
Aもバスケットボール部のみんなと一緒に湖畔に背を向けて歩こうとしていると、フロイドがAの名を呼んだ。
「A見てみてぇ、こんなもん拾った〜」
『なにを拾ったの？』
フロイドが丸めている手のひらの中には何かがあるらしい。
振り返ったAによく見えるように手のひらを広げると、そこには大きな瞳でAを見つめる緑色のカラダの蛙がいた。
「どお？ プニプニしてて可愛くない？」
『き、きゃああああっ！！』
「うわっ、Aちゃんっ！？」
「なんでそっち！？ 抱き着くならオレの方だろっ、離れろっ……！」
蛙と目が合ったAは悲鳴をあげてそばにいたユウの胸に抱き着いた。
エースがユウからAを引き離そうとするが、Aのどこにそんな力があるのかビクともしない。
『やだ、やだやだっあっちいってぇ！』
「Aっ、ど、どうしちまったんだ！？ すっげー怖がってるんだゾ」
「ここまで取り乱すAは初めて見たな……。エース、何か知ってるか？」
「Aは蛙が大の苦手なんすよ」
「「「「え？」」」」
ユウからAを引き剥がそうと健闘しながらエースはけろっと答えると、Aとの思い出を語り始めた。
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ここ(プロフ) - ミコミコさん» ミコミコさん、コメントありがとうございます^_^セベクの純粋なところ可愛いですね…！ (2021年12月8日 8時) (
レス) id: e9ce79e520 (このIDを非表示/違反報告)
ミコミコ - セベクが可愛い…………(^^) (2021年12月8日 6時) (レス) @page12 id: f5d7639b7a (このIDを非表示/違反報告)
ここ(プロフ) - 翡翠さん» 翡翠さん、まさかセリフを覚えてきたとは、Re:startのお話のでしょうか！？もしそうだとしたら凄いです…っ！！ (2021年7月25日 19時) (レス) id: e9ce79e520 (このIDを非表示/違反報告)
翡翠 - いやー、セリフ地味に覚えてきましたねw (2021年7月25日 14時) (レス) id: 34ae80e840 (このIDを非表示/違反報告)
ここ(プロフ) - 翡翠さん» 毎日1話…！もうセリフとかも全部完コピできちゃいそうですね…！応援本当に嬉しいです、ありがとうございます(*^_^*) (2021年6月18日 21時) (レス) id: e9ce79e520 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ここ
| 作成日時：2021年5月7日 12時
