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◇
「は？ 子ども？ ちゃんとパフォーマンスできんのかよ」
「いや、あれはおそらく子どもじゃない。妖精……おそらく、ドワーフ族だ」
「あっ。アイツら、さっき校内で迷子になってたヤツらなんだゾ！」
「！！」
子どもではなくドワーフ族で、しかも彼らは2年生だということを先ほど彼らと出会っていたユウは教えてくれた。
ヴィルはネージュたちが登場してからずっと目を見開き、ステージに釘付けになっている。
ドワーフ族の彼らの自己紹介が始まった。
赤毛のクシャミをしたのがスニック、知的な印象のドミニク、なんだか怒っている印象なグラン。眠たげなシェルビィ、明るく笑うホップ、恥ずかしがり屋のティミー、自分の名前を忘れるうっかり屋さんなトービー。
そしてネージュ・リュバンシェ。
彼らのほんわかとした自己紹介に会場は笑顔に包まれていた。
そんな彼らのパフォーマンスが始まるとその曲にAは聞き覚えがあった。
『この曲って、輝石の国の童謡……？』
「そうだね、この曲は輝石の国の童謡をアレンジしたものだ」
「うおお、なんだこの曲！ サビが頭ん中をぐるぐる回ってる……」
「なーんだ。誰でもできる簡単な振り付けじゃん。しかも全然揃ってねーし」
「あっ、1人転びそうになった！ ネージュが助けたけど、他のヤツらもみんな危なっかしいんだゾ」
思わずカリムが口ずさみ、ユウもどこかで聞いたことのあるメロディに身体が自然と揺れる。
ステージの上は小さな子ども……ではなくドワーフ族である7人が駆け回り、ネージュと楽しそうに歌って踊っている。
そんな微笑ましいリハーサルの様子を見ているスタッフたちの顔には笑みが浮かんでいた。
「正直、クオリティはたいしたことないな」
「これじゃオレたちのライバルにもならねーっすね、ヴィル先輩！」
元よりライバルを褒める気のないエースとジャミルは自分達の勝利を確信したようで、余裕の笑みを見せヴィルに共感を求めるがヴィルは目を見開いたままじっとステージを見つめていた。
「……………………」
『ヴィル……？』
「……やられた………………ッ！」
「「「え？」」」
「みんな〜っ、聞いてくれてありがと〜！ 大好きだよ〜！」
パフォーマンスが終わり、ネージュの笑顔で手を振る姿にスタッフたちは声をあげて反応していた。
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翡翠 - 返信ありがとうございます！そうですね…今後に期待です！ (2021年6月15日 8時) (
レス) id: 3ec5fcf21a (このIDを非表示/違反報告)
ここ(プロフ) - 翡翠さん» 翡翠さん応援ありがとうございます^ ^6章の公開がとても楽しみですね！そのお2人はメインストーリーでもあまり登場がなかったのでどう絡んでくるのか、とても気になります。公開が待ち遠しいですね。 (2021年6月15日 8時) (レス) id: e9ce79e520 (このIDを非表示/違反報告)
翡翠 - 更新頑張ってくださいです！六章が楽しみですね…！(六章イ○アや○ルトがメインらしいです…ハイ、ネタバレすみません！)お応援しております！ (2021年6月14日 23時) (レス) id: 985c3b27ad (このIDを非表示/違反報告)
ここ(プロフ) - ちょりさん» ちょりさんありがとうございます！当分先になりそうですが、その分楽しみも大きいですね！イベントはみんなの意外な素顔なども知れていいですね〜♪バルガスキャンプではラギーくんでます！いっぱいでます！！（ネタバレ）楽しみにしてくださって嬉しいです(*^_^*) (2021年5月2日 7時) (レス) id: e9ce79e520 (このIDを非表示/違反報告)
ちょり(プロフ) - 5章執筆お疲れ様です！！ゲームの本編の方もまた楽しみですよね〜！いつになるやらですが（笑）公式さんはもはやイベントで繋げるのが定番になってきましたね！w。バルガスキャンプのラギーくんとの絡み、とてつもなく楽しみにしてます！！^o^ (2021年5月1日 22時) (レス) id: dcc02d0370 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ここ
| 作成日時：2021年3月26日 21時
