284 ページ47
◇
◇
「家ん中入んなくてよかったのかよ」
『だって1人じゃ意味ないもん。エースと一緒じゃなきゃ。ね？』
「…………お前のそういうこと好きだわ」
『え？』
「なんでもねーよ。寒いから早く帰って暖炉の前であったまろーぜ」
『ふふ、エースは宿題が少し残ってるから早く帰らないとだね』
「そこはほら、Aの写させてよ」
『ダメです〜』
「そうだね、宿題は自分でするものだよ」
聞こえてきた声にそちらを見ると笑みを浮かべたリドルが立っていた。
『リドル先輩っ』
「げぇ、聞かれてた。リドル寮長、あけましておめでとうございます！ 今年はあんまり首をはねないでもらえると嬉しいな〜、なんて」
「あけましておめでとう。首をはねるかどうかはキミの態度次第だね」
『リドル先輩、あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします』
「A、あけましておめでとう。今年もよろしくね。Aの冬の私服を見るのは初めてだね。とても、可愛らしいよ」
『あっ……ありがとうございます』
リドルの髪の色に負けないくらい赤くなるAにリドルは満足げに微笑む。
そんな良い雰囲気を放っておくわけもないエースが雪をAの頬にくっつけた。
『ひゃっ、なっなにするの！？』
「んー？ 別に？ 顔が赤いから冷ましてやろうと思っただけ」
『もうっ』
「キミたちは相変わらずだね。もう他の家にも寄ったのかい？」
「リドル寮長の家が最初ですよ。次はトレイ先輩ん家」
「そうか、それなら気をつけて行くんだよ」
『はいっ。リドル先輩、ホリデー開けに学校でお会いするの楽しみにしてます』
「ボクもキミに会えるのを楽しみにしているよ。あとエース、キミにもね」
「はいはい、オレはオマケね。んじゃリドル寮長、また学校で」
新年の挨拶をすることができたAとエースはリドルに手を振り次の目的地であるトレイの家を目指す。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1333人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ここ(プロフ) - I am ヲタクさん» 美味しくいただかれてもらいました🥰ごちそうさまです(*´꒳`*) (2022年7月22日 22時) (
レス) id: e9ce79e520 (このIDを非表示/違反報告)
I am ヲタク - フライド、夢主ちゃん…ごちそうさまです🤤 (2022年7月22日 15時) (レス) @page28 id: 7001d6b560 (このIDを非表示/違反報告)
ここ(プロフ) - ガムテープ(主食)さん» フロイドは夢主ちゃんの唇を奪った罪深い男第2号ですっ(≧∀≦) (2021年10月14日 23時) (レス) id: e9ce79e520 (このIDを非表示/違反報告)
ガムテープ(主食) - なっ！フロイドにべろちゅーされた記憶なんて無かったぞ！だけど幸せ(( (2021年10月14日 18時) (レス) @page11 id: b67168fa9e (このIDを非表示/違反報告)
ここ(プロフ) - ガムテープ(主食)さん» �擦泙任茲Δ海宗��召泙任蓮弔泙�3本ありますね…！読み直していただけてとても嬉しいです、ありがとうございますっ(*´꒳`*) (2021年10月10日 21時) (レス) id: e9ce79e520 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ここ
| 作成日時：2020年11月4日 18時
