出会い ◇リーチ兄弟◇ ページ37
◇
『エース！』
「お知り合いですか？」
『一緒に海に来てる友達なの。フロイド、ジェイド今日は一緒遊んでくれてありがとうっ。また遊ぼうね！』
「ええ、必ずまた」
「またねぇ、A」
Aは2人に見送られてエースがいる砂浜まで泳ぐ。
Aの姿を見つけたエースがこちらに駆け寄ってくる。
足が地面につくようになったAはエースの元へ走ると、エースも腰までまた海に浸かっていた。
Aの元まで来たエースは力強くAを抱きしめた。
『エース…』
「お前っ、どこ行ってたんだよ！帽子だけ砂浜に落ちてて、どんだけ心配したと思ったかわかってんのかよ！」
『エース……心配かけてごめんね。もうどこにも行かないよ』
「オレのそばにいる？」
『うん、エースのそばにいる。だから泣かないで』
「泣いてなんかねーし！これは海水が飛び散っただけだしっ」
『うん、そうだね、海水だもんね…ふふ』
目を擦っているエースの頭をAは優しく撫でる。
涙を手で拭ったエースは遠くの海面にこちらを見る２つの影を見つけた。
夕陽で反射する海でハッキリは見えないが人によく似ている。
エースがそれを見ていると２つの影は水音を立てて海中へと消えていった。
「………は？もしかしてあれって人魚？」
『そう、エース！私人魚と会ったんだよっ』
「マジ？詳しく聞かせてよ」
『いいよ！えっとね…』
これまであった話をしながら両親の待つビーチへと戻るAたち。
その話を聞いてエースは本当に人魚っていたんだ…と感動していた。
母親たちにも遅くなってしまった理由を話すと目を輝かせていた。
人魚と人間のラブストーリー、いけるわ！と母は知人の監督へと電話を掛けていた。
もしかしたらテレビで人魚と人間のラブストーリーが流れるのは、そんなに遠くないことかもしれない。
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ここ(プロフ) - いろはさん» いろはさんコメントありがとうございます！はまってもらえて嬉しいです！これからも楽しんでもらえるよう頑張りますね♪ (2020年9月30日 22時) (
レス) id: e9ce79e520 (このIDを非表示/違反報告)
いろは - めっちゃはまりました!!!頑張ってください!) (2020年9月30日 18時) (レス) id: cd5f27ba6c (このIDを非表示/違反報告)
ここ(プロフ) - ゆゆさん» ゆゆさんコメントありがとうございます(*^^*)ガキッポラ書いちゃいました〜 (2020年9月28日 19時) (レス) id: e9ce79e520 (このIDを非表示/違反報告)
ゆゆ(プロフ) - エース・ガキ・トラッポラ尊いです (2020年9月28日 17時) (レス) id: 861ee0d781 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ここ
| 作成日時：2020年9月28日 16時
