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「学園長、これは？」
「先程Aさんの元に届いた手紙です」
リドルの持つ手紙を覗き込むレオナとヴィル、マレウスはあることに気づく。
「……なんか仕掛けてやがったな」
「ええ、僅かながら呪いの気配を感じるわ」
「呪い……か。なるほど、封を開封すると発動する類のものか」
「ドラコニアくん、ご明察です。純粋なAさんはなんの疑いもせずに封筒を開き、そして……呪いにかかってしまいました」
「ええっ！？ 呪い！？ Aは大丈夫なのか！？」
Aが呪いにかかった、と聞きカリムが学園長に詰め寄る。
「命には別状はありません。ローズハートくん、手紙を読んでくれますか？」
「はい。ええと……【この封を開けた者に眠りに落ちる呪いをかける。呪いを解く方法は1つ。彼女のことを愛する異性からのキス。23人のキスを与えれば彼女は目覚めるだろう。ちなみにキスをする場所は問わぬ。 おばあちゃんより】……え？」
「色々と突っ込みどころが多い内容ね……おばあちゃんってことは」
「エルフィーネ殿か。ふむ、悪戯好きの彼女が考えそうなことだな」
Aの祖母は妖精。
悪戯好きな妖精が考えそうなことだ、とマレウスだけは納得していた。
「どうせあの人のことです、男子校に女子がいるのに青春してないなんてもったいない。誰か私の孫娘を手に入れようとする良い男はいないのか。ヘタレばかりでつまらん。それなら私が機会を与えてやるからさっさと手を出して私にひ孫を見せろ……とでも考えたんでしょう」
「学園長、随分とAさんのお婆さまに理解があるようですね」
「少し前に飲みに誘われましてね。あの人、永遠とAさんの可愛さを惚気ていたんですよ！ それをひたすら聞いていた私、優しすぎると思いませんか！？」
「そんなことよりもAはどこにいる」
「そんなこと！？ キングスカラーくん、そんなことってどういうことですか！！」
「はいはい、お疲れ様だったわね。で、Aはどこにいるのよ」
面倒くさく絡んでくる学園長をヴィルは適当にあしらいながら居場所を聞く。
鼻息荒い学園長にカリムは「落ち着けって、クラッカー食うか？」とクラッカーを差し出していた。
差し出されたクラッカーを食べながら学園長はAの居場所を教える。
「Aさんの部屋ですよ」
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ここ(プロフ) - 監督生さん» 監督生さん、いつも嬉しいお言葉をありがとうございますっ。連載当初から書き方を何度か変更したり、と工夫をしていたのでそう言っていただけると嬉しいです。それぞれの物語に入り込んで書いているので、思い入れの強いものは特に感情が強いかもしれません^ ^ (2021年6月30日 17時) (
レス) id: e9ce79e520 (このIDを非表示/違反報告)
監督生 - やっぱり読みやすいしあとは、ものすごくスートリーによって感情が違う (2021年6月30日 16時) (レス) id: c9903e0c6f (このIDを非表示/違反報告)
ここ(プロフ) - 月祈さん» 月祈さんユウくんを好きと言ってくださりありがとうございます^_^現在リクエストはお受けしていないのですが、ちょうど次に更新するお話がユウくん落ちになる予定のお話となっておりますので、そちらを読んでいただけますと嬉しいです^_^ (2021年3月18日 10時) (レス) id: e9ce79e520 (このIDを非表示/違反報告)
月祈 - 僕監督生（ユウくんが好きなんですけど、監督生オチの話が欲しいです！！ (2021年3月18日 1時) (レス) id: 0d2fd88c3c (このIDを非表示/違反報告)
ここ(プロフ) - 海月くらげさん» こんな感じの学園長先生になりました〜^_^確かに！今時20歳くらい離れてても珍しくないですよね！……もしカラ…学園長が100歳とかだったら犯罪レベルですが（笑）生徒先生方に焼き鳥として美味しく頂いてもらいましょう。ちなみに焼き鳥の部位だとももが好きです。 (2021年3月10日 22時) (レス) id: e9ce79e520 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ここ
| 作成日時：2021年2月22日 17時
