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◇
「どこですか、マレウス様ああぁぁ！！」
どうやらマレウスという人物を探しているようだ。
近付いてくる少年にAは声をかけてみることに。
『ねえ、どうしたの？』
「なんだ、貴様！！ ……あ、すまない。パーティーの招待客の方に失礼した」
目を釣り上げ声を荒げる少年にAは一瞬ビクッとするが、声のボリュームが下がるとAはもう一度問いかけた。
『うぅん、気にしないで。マレウスって人を探してるの？』
「ああ……先程までいらしたのだがいつの間にか姿が見えなくなっていた。護衛の僕がお側を離れるわけにはいかないというのにっ……！」
『私も一緒に探してもいいかな？』
「は……？」
『パーティーに疲れちゃってお散歩したかったからそのついでになるけど。見つけたら声かけるね』
「あ、ああ……助かる」
少年に手を振ってAは歩き始める。
どこに行こうか、と考えていると外廊下から中庭にある噴水が見えたのでそこに行ってみることにした。
◇◆◇◆
『えぇっと……もしもし……？』
噴水にやってきたAは噴水の縁に寄り掛かり眠っている少年を見つけた。
目を閉じてもわかる程の美しい顔の持ち主の肩をAは揺するが、目は開きそうにない。
人を呼んだ方がいいのだろうか。困りかけていたその時、Aは背後に気配を感じ振り返った。
振り返った先には、逆さまになりこちらを見る紅い瞳。
『きゃあああ！！』
「なんだ！？」
驚きのあまりAは眠っている少年に抱き着くと、Aの叫び声で少年は目が覚めたようでようやく身体を起こした。
「くふふふ、いい驚きっぷりじゃ。脅かし甲斐があるわい」
「親父殿……招待客を脅かすのはやめてください」
「この嬢ちゃんには妙なものを感じての。声を掛けるついでについ驚かせてしもうた」
「はあ……、大丈夫か？」
少年は抱き着いている、というよりは腰が抜けて寄りかかっているAに手を貸して噴水の縁に座らせ顔を覗き込む。
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ここ(プロフ) - Airis*.さん» Airisさんありがとうございます！ですねっ^_^真っ赤になってるところをケイトは揶揄って、トレイは良かったな、と我が子を見守るように暖かく接していると思います（笑） (2021年2月20日 7時) (
レス) id: e9ce79e520 (このIDを非表示/違反報告)
Airis*.(プロフ) - 更新お疲れ様です！好きなタイプがリドル先輩と言われた時のリドルくんを想像してしまいました…！きっと真っ赤になって照れてるんだろうなぁ…(笑) (2021年2月20日 3時) (レス) id: 457dc4a49b (このIDを非表示/違反報告)
ここ(プロフ) - 夏春さん» 夏春さんコメントありがとうございます^_^リクエスト了解しました！ (2021年2月17日 21時) (レス) id: e9ce79e520 (このIDを非表示/違反報告)
夏春 - リクエストをしたいのですが主人公が機嫌が悪くなって皆んなが主人公ちゃんの機嫌を治す話が見たいです。 (2021年2月17日 20時) (レス) id: a0bbb5bb79 (このIDを非表示/違反報告)
ここ(プロフ) - ひなさん» ひなさんこちらこそリクエストしていただきありがとうございました！ひなさんに楽しんでいただけるようこれからも頑張ります(*^_^*) (2021年2月17日 7時) (レス) id: e9ce79e520 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ここ
| 作成日時：2021年2月11日 10時
