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『フロイドくん、あそこで意識を失ってるのはジェイドとアズール先輩でいいのかな？』
「そーだけど」
『なんで空から落ちてきたのかはわかる？』
「アズールがなんかつくっててドガーン！！ ってばくはつしたら空とんでた。オレ空とんだのはじめて、ちょーたのしかった」
いや、あれは飛んでなどない、確実に落ちていた。Aがそう冷静にツッコんでいると幼いアズールがうぅん……と呻き声をあげた。
「おや、どうやらお目覚めのようですね」
「ひっ、に、人間……！？」
「ああ、怯えないで。僕はあなたの味方で……ぶふっ！！」
「うさんくさい顔でぼくに近づくな！」
突然目の前に人間がいたことで怯えた幼いアズールは、笑顔で手を差し伸べるアズールに思いきり墨を吐き出した。
手を差し出したまま顔面に真っ黒な墨を浴びたアズールの眼鏡からはポタポタと黒い墨が滴り落ちる。
「あはははははっ！！ アズール真っ黒じゃん！」
「ふっ、ふふ……やられてしまいましたね」
『あ、アズール先輩……？』
爆笑するフロイドに肩を震わせ笑うジェイド。
Aはなにも言わないアズールに恐る恐る声をかけた。
「……失礼、少々席を外します」
『は、はい……』
ずり落ちた眼鏡をかけ直しながらアズールはふらふらと歩いて行く。
きっと着替えと顔を洗いに行ったのだろう。Aはそっとしておくことにした。
幼いフロイドは未だにジェイドが起きないことがつまらないようで、そばに行き頬を突いている。
しくしくと泣いているアズールにAは怖がらせないように近づき床に膝をついて座る。
「いやだ、もうタコ壺に帰りたい」
『えっと、アズールくん……？』
「ぐすっ、だ、だれですか……あなたは」
『私はA。びっくりさせてごめんね。アズールくんにお話聞きたいんだけど、聞かせてもらえないかな』
「…………」
同じ目線になり柔らかく笑うAを幼いアズールは見つめ、こくりと静かに頷いた。
Aにもし墨を吐こうものならフロイドとジェイドが幼いアズールでも容赦なく絞めあげていただろう。
幼いアズールに話を聞けば先程幼いフロイドに聞いたことは正しいようで、隣のクラスの人魚との取引で必要な魔法薬を作っていた時にどうやら時を超えてしまったようだ。
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ここ(プロフ) - スイさん» ちょうどマレウスとの出会い編を書いていたのでそちらにディアソムニア全員出すようにしますね^_^子猫のお話、いいですね！どちらもリクエスト了解しました^_^応援ありがとうございます(*^_^*) (2021年2月10日 20時) (
レス) id: e9ce79e520 (このIDを非表示/違反報告)
スイ - 嬉しい！ありがとうございます！！では、《ディアソニアと出会い編》と《夢主ちゃんが子猫になってしまった話》を読みたいです！楽しみに待って応援します！頑張って下さい！ﾟ+(人・∀・*)+｡♪ (2021年2月10日 18時) (レス) id: b731ff840f (このIDを非表示/違反報告)
ここ(プロフ) - スイさん» スイさん早速読んでくださりありがとうございます^_^良いと言っていただけて嬉しいです。はい、お時間いただきますがリクエスト大丈夫です♪ (2021年2月10日 18時) (レス) id: e9ce79e520 (このIDを非表示/違反報告)
スイ - 待っていました、本当に書いてくれてありがとうございます！とても嬉しくて良いリクエストです♪またお願いしても大丈夫ですか(*´･ω･｀)？ (2021年2月10日 17時) (レス) id: b731ff840f (このIDを非表示/違反報告)
ここ(プロフ) - ひなさん» 6歳ですね、了解しました！^_^ (2021年2月8日 12時) (レス) id: e9ce79e520 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ここ
| 作成日時：2021年1月16日 22時
