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ユウの話を聞きながらラギーは、Aによって悲惨なことになったシンクを片付けながらお粥を作っていた。
「なるほど、だから購買で熱冷ましシートとかのど飴買ったりしてたんスね」
「さっきは余裕がなくて酷いこと言ってすみません……。ラギー先輩がいてくれて助かりました」
「……自分で酷いこと言った自覚あるんスね。Aのためならこれくらいお安い御用ッスよ」
煮込んでいた鍋に溶き卵を入れてゆっくり混ぜる。
体調が悪いなら濃い味付けじゃない方がいいと判断したラギーは薄めに味付けをしていく。
「ラギーくん特製たまご粥の完成ッス。んじゃAに届けてくるんで」
「お願いします」
お粥の乗ったお皿をトレーに乗せて階段を上っていき、Aの部屋の前に着くとラギーは器用に片手でトレーを持ちドアを開けた。
「A、ご飯持ってきたッスよ」
『ん……らぎー……？』
「……これはオレ以外には見せらんないッスね」
『？』
高熱のせいで赤らんだ顔に潤んだ瞳、桜色の唇からは熱い吐息が漏れていた。
いつもは可愛らしいAだが、今のAはとても色っぽい。
しっかりしろ、オレ！ と自分に喝を入れながらラギーはAが横になっているベッドに近づく。
『ラギー、どうして……？』
「購買でユウくんからAが寝込んでるって聞いて心配で居ても立っても居られなくて看病に来たってわけ」
『そうだったんだ……来てくれてありがとう』
赤い顔で微笑むAにラギーの胸は高鳴る。
先程自分に喝を入れたばかりなのにその唇を貪りたい、そんな欲が出てしまう。
「Aのお世話が出来るなんて最高なこと他の人に任せられないッスからね。はい、熱冷ましシート貼るッスよ〜」
『うん……んっ』
「っ……」
『冷たくて気持ちいい……』
「……それは良かったッス」
熱冷ましシートの冷たさに声を漏らすAにラギーの耳と尻尾はピーン、と立った。
「(やばい、Aが色っぽすぎる)」
動揺を悟られないようにラギーは先程机に置いたお粥のことを思い出した。
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ここ(プロフ) - スイさん» ちょうどマレウスとの出会い編を書いていたのでそちらにディアソムニア全員出すようにしますね^_^子猫のお話、いいですね！どちらもリクエスト了解しました^_^応援ありがとうございます(*^_^*) (2021年2月10日 20時) (
レス) id: e9ce79e520 (このIDを非表示/違反報告)
スイ - 嬉しい！ありがとうございます！！では、《ディアソニアと出会い編》と《夢主ちゃんが子猫になってしまった話》を読みたいです！楽しみに待って応援します！頑張って下さい！ﾟ+(人・∀・*)+｡♪ (2021年2月10日 18時) (レス) id: b731ff840f (このIDを非表示/違反報告)
ここ(プロフ) - スイさん» スイさん早速読んでくださりありがとうございます^_^良いと言っていただけて嬉しいです。はい、お時間いただきますがリクエスト大丈夫です♪ (2021年2月10日 18時) (レス) id: e9ce79e520 (このIDを非表示/違反報告)
スイ - 待っていました、本当に書いてくれてありがとうございます！とても嬉しくて良いリクエストです♪またお願いしても大丈夫ですか(*´･ω･｀)？ (2021年2月10日 17時) (レス) id: b731ff840f (このIDを非表示/違反報告)
ここ(プロフ) - ひなさん» 6歳ですね、了解しました！^_^ (2021年2月8日 12時) (レス) id: e9ce79e520 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ここ
| 作成日時：2021年1月16日 22時
