検索窓
今日:1 hit、昨日:51 hit、合計:3,430 hit

16:獅子の選択 by 黒獅子凍 ページ17

きれいな選択肢...!俺にそれを考えられる頭を持ってるとでも言いたそうやなおい!しかも、この部屋暑いし!だんだんムカついてきた...!

「またまたやってきたねぇ。選択の時...。」

あの狸の声が聞こえる...。煽ってんのか!ますます苛ついてきた...。

ブオンッ

またみかんさんが俺に対して、鉈を投げてきた...。

「危なぁ!動けないからって、脳死で投げんな!」

(あれ?でも、動きが鈍い...?凍らせてるとはいえ、こんなに鈍くなることあるか...?...!!!いいこと思いついた!)

そう思った矢先、炎のせいで溶けかかってる化け物とみかんさんを見て、焦った...。

(チャンスはこれだけや!いっちょかますぞ!黒獅子凍!みかんさんと一緒に出るために...!)

溶けた化け物とみかんさんは俺に襲いかかってきた!俺がここでとった選択肢...。それは...!

「ニゲルンダヨースモーキー!!!」

俺は炎の隙間をかいくぐりながら、逃げる...逃げる...とにかく逃げた...。

「アッハッハ!勝てないことを理解して逃亡したか!結局、何も助けられず、朽ち果てることを選んだか!この愚者め!」

緑狸は俺のことを嘲笑っていた。俺は悔しさを抑え、逃げ続けた...。しかし、相手は1人と1体。追い込まれることなんて理解していた...。俺は中央におびき出されてしまった...。

「はいはーい、よく頑張ったけど、鬼ごっこはもう終わり...。残念だったねぇ。」

さっきのクソ狸が出てきた...。

「GAME...OVER...!」

狸が指をならすと化け物とみかんさんは俺めがけて攻撃してきた...。

「かかった!」

俺はそう言うと、地面に拳を勢いよくぶつけた!すると、拳を中心に凍っていく...。もちろん、あのクソ狸もだ...。

「う...嘘だ!何故、この植物が寒さに弱いことを知っている!?」
「みかんさんの動きだ...。」
「...!」
「凍らせたみかんさんの動きが妙に遅くてね...。そういえば、あの化け物も異様に俺の凍結を嫌がるから...まさかと思ってね。」
「まさか...!一箇所に集めるためにわざと逃げたフリを!」
「ビンゴ!そういうこった!さてと、みかんさん!さっさと起きてください!」

そう言って、俺は氷をみかんさんの開いている口に無理矢理ねじ込み、頃合いを見て、取り出した。取り出した氷は紫がかっている...。

「っうえ!あれ?俺...いったい...?」

どうやら無事、解毒が成功したみたいだ...。

「みかんさん...。後で響素式使えるか試してくださいね!」

「お見事...試練クリアだ...。」

その声と同時に扉が出現した。

17:第7の試練_果ての愚者と回顧の線引き→←15:有為転変シンドローム by mofumegane



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (8 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
2人がお気に入り
設定タグ:オリジナル , ファンタジー , 合作 , オリジナル作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

mofu megane(プロフ) - 桜道 あすかさん» ありがとうございます!励みになります...! (2021年12月30日 23時) (レス) @page4 id: 950de74267 (このIDを非表示/違反報告)
桜道 あすか - 面白そうですね。更新待っております。 (2021年11月23日 12時) (レス) id: 47dc307598 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:mofumegane&黒獅子凍 | 作者ホームページ:youtube.com/channel/UC-31h_OvshlXRHaXmKewceQ  
作成日時:2021年11月22日 22時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。