人 生 ﾘ ｾ ｯ ﾄ ゲ ー ム

GAME_11 ページ12

＊.*

Your Side








…どうしよう 、

さっきから一言も話してない 。



何ていうか藤ヶ谷くんが怒ってる系の雰囲気といいますか 、






藤ヶ谷「 … 」


気まずっ 、





藤ヶ谷「 あ 、宝箱… 」


A「 私 、見てくるね ! 」



もう時間も無いし 、すぐそこだから1人で宝箱の中身を見に行くことにした 。





A「 あ 、ｶｰﾄﾞ入ってる !! 」


早くｶｰﾄﾞｽｷｬﾝしなきゃね 、




A「 藤ヶ谷く 、 」




気配がしたから藤ヶ谷くんだろうな - って思ってたら…




A「 お 、お 、 おに !? 」





え 、とりあえず逃げるしかないよね 。









走っても 、走っても 、ずっと追いかけてくる 。



A「 うっわ !! 」


転んじゃったし向こうから鬼が来てる…



A「 !?? 」






路地裏みたいなところに引っ張られた 、


誰 ???

怖いんだけど…





藤ヶ谷「 大丈夫か ? 」


A「 あ… 」






今まで必死にｶｰﾄﾞを探してたけど 、

鬼に見つかったら意味がない 。



もう少しで命落としそうだった 。





藤ヶ谷「 怪我は… 転んだからあるよな 」


A「 そんなことよりもｶｰﾄﾞ 、私見つけたの ! 」



藤ヶ谷「 見てたから知ってるけど… あと1分しかねぇよ 、 」


A「 私は転んじゃったから 、藤ヶ谷くんにｶｰﾄﾞ託してもいいかな ? 」


藤ヶ谷「 いや 、放っておける訳ない 」



A「 おねがい ? 」




藤ヶ谷「 っ 、じゃあここで待ってて ? 俺急いで行ってくるから 」









藤ヶ谷くんが居なくなってしまった今 、


鬼のことを思い出して急に怖くなってきた 。




藤ヶ谷くんが助けてくれてなかったら私…


捕まってた ?






A「 や 、だ… 」





震えが止まらない 。



藤ヶ谷くん帰ってこないかな 。








さっきまで話してなかったくせに

急に藤ヶ谷くんが恋しくなった 。





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