★れいさんリクエスト『たいすけぎゅーして…寂しいよ…』 ページ14
Fside
「皆、来月のスケジュール出たよ。」
マネージャーがスケジュール表をメンバーに配っている
最近、ソロの仕事も増えてスケジュール表は真っ黒
それはとてもありがたい事なんだけど…
「宏光、いつまでスケジュール表と睨めっこしてんの?」
家に帰ってからもずっとスケジュール表から目を離さない宏光
「だってさ、これ見てよ。太輔と一緒のオフ2週間後まで無いよ?しかも半日だし…。仕事で会える日だって週に1回しかない…」
確かに、俺もそれは感じてる
お互い時間が合わなくて、一緒に住み始めても見れるのは宏光の可愛い寝顔ばかり
大好きな人とはやっぱり一緒にイチャイチャする時間が沢山あった方がいい
「…寂しい?」
ソファに座る宏光の後ろから宏光を抱きしめる
「……寂しくないって言ったら嘘になる…」
「素直じゃないなぁ。まぁ、そういうところも好きだけど。」
「太輔は俺と会えなくても、寂しくないの?」
「…寂しいよ?でも、今の状況は俺達がずっと望んでたものだし、もっともっと上を目指すには、もっともっと頑張んなきゃ。それは宏光だって同じだろ?」
「うん…。」
付き合い始めた時に二人で決めたこと
仕事とプライベートは切り分ける
お互いの仕事に口は出さない
そして…
恋愛よりも仕事を優先する
7人で頂点を目指すためには、何かを犠牲にしなければいけない
頂点は…俺達の夢…
「忙しい事に感謝しなきゃ。」
「なんでこんな時にだけ聞き分け良い子になるんだよ…。」
宏光がこんなにも甘えてくれるなんて珍しい
いつもは立場が逆なのに…
ちょっと嬉しい気もするけど、やっぱり宏光には笑っててほしいから…
「宏光が駄々っ子になってるからでしょ?…なかなか会えないからこそ、2人でいる時間を大切にしようよ。…ほら…宏光、笑って?」
「太輔…」
拗ねてる宏光を抱きしめて…
「今日はいっぱい愛し合おう?」
宏光の寂しさを癒せるように、愛をいっぱい伝えよう
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作者名:MISA | 作成日時:2015年1月4日 22時