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皆の言葉と玉の視線は気になったけど…
俺にはさっぱりわかんないし…
玉の事、構うも何も、いつも玉に近寄っては「ウザい」って冷たくあしらわれてるのは俺の方だよ？
昨日だって「玉ちゃぁ〜ん♪」って抱き着いたら、思いっきり引き剥がされてマウント取られたからね(泣)
うだうだ悩んでたら、あっという間に誰もいなくなった楽屋
「おい、宮田！マイコちゃんが呼んでるぞ！」
廊下からニカの大きな声が聞こえる
「はい、はぁい♪今行きまーす！」
楽屋を出ようとした時だった
いきなり楽屋に入ってきた玉
俺の目の前に立ち、俺を壁に追い込んだ
顔の横には玉の鍛えられた男らしい腕
…え？…これっていわゆる壁ドンってやつですか？
「そんなにマイコちゃんが好き？」
「え？」
「マイコちゃんの事が好きなのかって聞いてんの。」
「……す、好きだよ？それがどうか…」
「宮田はやっぱり女の子の方が好きなんだ…」
「た、玉？…何言って…」
「宮田は…俺の事好きじゃなかったの？」
怒ってんのかと思ったら、途端に弱々しい声
眼には涙が溜まってる
「…どうしたの…？……玉の事、好きに決まってんじゃん。俺は、玉の事が世界で一番好きだよ？」
そんなの何度も言ってんじゃん
「だったら…俺だけを好きでいろよ…」
「へ？」
「俺だけ見てて。女の子とか、見ないで…。マイコちゃんと楽しそうに話してるの…見てると俺…泣きそうになる…」
泣きそうになるとか言って…もう泣いてんじゃん！
めっちゃ可愛いんですけどっ！
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作者名：MISA
| 作成日時：2015年1月4日 22時
