第三十二話 中原中也ver. ページ24
中也side
現在Aと2人きりでエレベーターの中。
女装姿の1件が落ち着いて、首領から直々に任務内容が云われた。
主な任務はポートマフィアに攻め寄る中心核を叩きのめすことで、俺はその中心核にいる人物を汚濁で倒す。
Aは俺の制御と敵側の異能力の無効化だ。
「なんで可愛いなんて言ったんだ…」
…さっきからずっとAは俺の腕を小突いてくる。
本当だからと言いたかったが女装姿よりも本当の女でいる時が1番可愛いから、
「いや、あそこでどう答えても可愛いって結論になってだろ?」
と云っておいた。
「……、まぁそうだと思うけどさ」
なんだよコイツ、面白ぇな
「で、今どこに向かってるの?」
「姐さんのとこ」
実は任務が云われた後、首領は付け足しでポートマフィアの構成員の格好をするようにと云われていた。
1人違う服装をしていたら、標的になりかねないという意見だった。
で、採寸のために姐さんのもとへ移動している。
「えっ、ちょっと待ってそれ若しや採寸の為…?」
「そうだけど…」
Aは嫌そうな顔をした。
「そんなのバレるに決まってるじゃん!体に触れられたことで太宰さんにバレたんだし、姐さんならもっと気づいちゃうよ!」
は?……嗚呼あの爆破の時に抱き抱えてもらったとか云ってたな……
「…中原?」
「いやその…首領がもう話通してあるらしい」
ここで男装がバレれば一部が混乱になりかねない。(色々な意味で)
「よし、こうなれば女性恐怖症で近距離は無理だということにしよ。おっけー?中原」
なんだそれ…
その他の案を考えるのも面倒だから、頷いてやった。
それから見事姐さんの採寸を逃れたAは俺が採寸する羽目になり、なんだか気まずかった。
「どう?」
黒スーツにサングラス、完璧なポートマフィアの構成員の姿をしたAはドヤ顔で云った。
「まぁ、いいんじゃねぇか。ちょっと周りよりチビだけどな」
少し揶揄うと、Aは怒った様子で
「なっ、いいもん、太宰さんになる時は中原の方がチビだから」
全く、可愛いやつだな
このほんわかとした雰囲気があと少しで崩れると思うと、厭だなと思った。
それを元通りにするためにも、絶対に敵を倒すと自分にしっかりと誓った。
第三十三話 中原中也ver.→←第三十一話 中原中也ver.
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優(プロフ) - 紲廿さん» よっし! (2019年7月5日 16時) (レス) id: 2e7cf744fc (このIDを非表示/違反報告)
櫻宮麗子(プロフ) - 期待してますー! (2019年7月5日 0時) (レス) id: 3300853b00 (このIDを非表示/違反報告)
紲廿(プロフ) - 櫻宮麗子さん» 了解です!なるべく優先できるようにしますね! (2019年7月4日 23時) (レス) id: c5680534b9 (このIDを非表示/違反報告)
紲廿(プロフ) - 優さん» 太宰と中也は作る予定なので、大丈夫ですよ! (2019年7月4日 23時) (レス) id: c5680534b9 (このIDを非表示/違反報告)
櫻宮麗子(プロフ) - やっぱり太宰でお願いしたいです! (2019年6月30日 21時) (レス) id: 3300853b00 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:紲廿 | 作成日時:2019年6月18日 19時