後片付け ページ10
医「さあ！片付けを始めるわよ」
長時間に渡る歓迎パーティは終わり
残るは後片付けだけとなった
「アダムス、そっちは危ないからここでしな」
心「ありがとうございます！」
各々仕事に取り掛かりスムーズに片付いていく
食べすぎで動きの遅い者、楽しく会話をしている者
夜ご飯は何かと考えている者
大勢で取り掛かったおかげで割と直ぐに
片付いた
昆「ごめんなさい、これはどこに置けばいいかしら？」
「ああ、それはここに置いてていいですよ」
昆「ありがとうございます
名前をお聞きしてもよろしいですか？」
「Aです
呼び捨てで敬語もなくて大丈夫です」
昆「ではAと呼ぶわね！
私のことは好きに呼んでちょうだい」
「プリニウスさんと呼ばせてもらいますね
パーティは楽しめましたか？」
昆虫学者と話しながら僅かに残った片付けを淡々と
していくA
昆「とても楽しかったわ！
皆さん面白くて、料理も美味しくて！！」
「それは良かった
料理は女性サバイバーで回して作ってるんです
どの料理も美味しいですよ」
機「すごいよね、メリーさん！！
僕達今日やっと話すことが出来たのにもうAと
あんなに話してるよ〜」
心「あんなに話せるの、羨ましいです！
私ももっとAさんと話してみたいな〜」
遠いところで椅子に座って休憩をしている
機械技師と心眼が楽しそうに話している二人を見て
そう呟いた
昆「貴方はあまり人と話さないの？
周りの人が貴方と話してみたいと言っていたわ」
「話すことがないだけですよ
話しかけられたらちゃんと応答します」
昆「あら！じゃあ私は運がいいわね！
偶然ここにいた貴方に声をかけたらこんなにも
会話をすることができたんだもの！」
昆虫学者は小さな女の子のように笑った
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作者名：野生の王者 | 作成日時：2020年7月31日 20時
