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飲み会 ページ23
晩御飯の時間も過ぎ去りお楽しみの時間となった
バーメイドと調香師がお酒を
Aがツマミを用意した
昆「このお酒美味しいわ〜」
呪「度数の高いものをそんな一気に……」
見た感じ昆虫学者もお酒には強そうだ
呪術師は少しずつ飲んでいる
調「ねえA？私はね、貴方とずーっとずーっと
話してみたかったのよ！
でもフィオナに先を越されちゃったわ！！」
「もう酔ってるんですか？」
テーブルを拳でダンｯと叩いた調香師の顔は
ほんのりと赤く染っていた
そんな調香師の周りには酒の瓶が３、４本
転がっている
バー「ペースが早いね…」
バーメイドも思わず苦笑する
「話したかったのなら話しかけてくればいいのに
そうすればちゃんと話しますよ」
コップに注がれた酒を一気に飲んでAは言った
調「だって貴方！！すぐどこかに行っちゃう！！！
試合で助けてもらった時のお礼も言えてないわ！！」
調香師は悔しそうに呟いた
昆「あら！他にも助けて貰っている人がいるのね！」
呪「ウィラはいつも同じことを言っているわ
今日も言えなかったって」
「試合ではそういう立場にいる訳ですし
助けるのが仕事ですから」
バー「皆助かってるよ
もう無理だってなった時にAが助けてくれるんだ
絵本に出てくる王子様みたいだね」
ピンチの時に現れるのなら
傭兵や空軍たちでも王子様と言えるだろう
「王子様じゃなくて、騎士ですけどね…」
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作者名：野生の王者 | 作成日時：2020年7月31日 20時
