朝食ハプニング ページ3
必要最低限の物しかない質素な部屋の中
大きめのベッドで膨れ上がったものが
もぞりとひとつ身動きした
「んん…………」
閉めきったカーテンの隙間から明るい光が漏れる
しばらくベッドの上でぼーっとしていた女性は
遠くからかすかに聞こえてくる足音に気付き
飛び起きた
「やっば！忘れてた！！今日新人来る日だ！」
軽快な足音が扉の前で止まった瞬間
扉が大きな音を立て始めた
庭「A！！起きてるの！？起きてるならすぐ来るの！！」
庭師 エマ･ウッズ によって扉が悲鳴をあげている
Aと呼ばれた女性は慌てて服を着て扉を開けた
「ウッズ、おはよう
すっかり忘れてたよ……起こしに来てくれてありがとう」
Aの言葉に満足した庭師はAと手を繋いで
食堂へと駆けていく
庭「エミリー！Aを連れて来たの！！Aったら酷いの！今日は新人さんが来るのにすっかり忘れてたの！！」
医「あら、ありがとうエマ！おはようA、ぐっすり眠れたかしら？」
「あはは、おはようございますダイアー先生
手伝いますよ、何すればいいですか？」
エミリーと呼ばれた女性が眉を下げ微笑み
周りを見渡して口を開けた
医「それじゃあ、この野菜たちを切ってくれる？」
「分かりました
ウッズ危ないから周り見るんだよ」
子供をあやすように庭師の頭を撫でるAに
庭師は嬉しそうにしながらもプンプンとしていた
庭「子供扱いしないでほしいの〜！！」
じゃれ合うAと庭師はさながら姉妹のように
見える
医「さあ2人とも！それぞれ働いてちょうだい」
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作者名：野生の王者 | 作成日時：2020年7月31日 20時
