過去からの贈り物【妖怪ウォッチシャドウサイド】【ケータが来た。】 (ページ36)

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セミの音。ページ36

俺は人のシルエットを見つけると
すぐさま声を掛ける

振り向くスピードが速すぎて俺爆笑。
あ、ごめんなさいその顔やめてください

ｹｰｽｹ「ケ、ケータロー、、」

ｹｰﾀ「ご、ごめん待っt「タンクが居なくて..
それになんかここ怖い！」」

うん、完全スルーありがとう

落ち着いたとこで話を聞き訳すとケースケは友達と虫とりに来てて
その途中でタンクっていう友達とはぐれてしまい、今そのタンクを探してる最中に
俺と出くわしたというだそうだ

この話を聞いてあれ？またお約束の巻き込まれなの？と疑問になったのは置いておくとして

俺がその人探しの役に立てるかという点が
今俺の中で重要だ

ｹｰｽｹ「俺一人じゃ無理だって！」

ケースケは両手をパン！と合わせて
俺にお願い！と言う

真剣なとこなんだけど
それなら友達妖怪を呼び出す方が妥当だと思うのは俺だけかな！？

人手は多い方が見つけやすいと思..

ｹｰｽｹ「タンクはリーゼント頭で」

ｹｰﾀ「えっ」

なにその分かりやすい姿！！

ケースケは手でジェスチャーをし
その子の特徴を掴んで俺に説明した
これがこうで ..とか詳しく説明するケースケに俺は感心を覚えてしまった

てかリーゼントって何？
その人不良でケースケ脅されたりとかしてない！？

心配なんだけどぉ！！

俺はケースケの友達関係が不安になった

ｹｰｽｹ「大丈夫！俺妖怪ウォッチあるから」

ケースケは誇らしげに
片腕にはめた妖怪ウォッチを俺に見せ
もう片方の腕で胸板を叩いた

確かに持っていたのは妖怪ウォッチで間違いないだろう

けどそれって
ナツメさんが持ってなかったっけ？？

ｹｰﾀ「借りたの？」

ｹｰｽｹ「まぁ別に心配じゃなかったけど？
ね、念のためにね！！」

全力で目を逸らすケースケ氏。
うわっ反応速度早っ！！

おっと話が逸れた。
妖怪ウォッチに関しては本人も借りたと言ってるみたいだし
害が無ければいいんじゃないかな？

自問自答をした俺は小さく頷き
「いいと思うよ？」と微笑した

ｹｰｽｹ「じゃ、行こっか！！」

ちょっと待って

俺行くなんて言ってないよね！？ね！？