*思い出はすぐそこに。ポケモン短編集 (ページ2)

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お隣さん。【カルム】甘ページ2

私のお隣はカルムという少年だった。

貴「あ、カルム！」

今日はそんな彼とバトルに誘われた。
久しぶりの再会に浮かれ、
私は早くそんな彼と早くバトルがしたくて少し早めに来た。

でも彼は居た。
待たせてしまったのかと内心不安に思っていると
呼び声に答え、カルムが振り返った。

カルム「お隣さん！」

明るい表情だった。
こんな表情を見るのは久しぶりだな
そう思いバトルをするべくモンスターボールを片手に持つ。

カルム「？
どうしてボールを？？」

貴「え？バトルするんじゃ...」

ハテナのマークを頭に浮かばせ
誘われた時の言葉を思い出す。

　思い出の噴水で待ってるよ

たしかその一言だったと思い返す。

うん。
バトルとは言ってなかったねw
私の早とちりだ。

貴「えっごめん。
バトルするんだとばかり思ってて」

そんな私にカルムは「Aは変わんないね」と苦笑いを見せる。

遠回しに馬鹿と言っているみたいで
少し怒りを覚えた。

貴「それ、どういう意味！？」

カルム「ごめんごめん。」

やっぱり馬鹿と思っていたようだ。
私は呆れつつ呼び出した理由を聞こうと話を切り上げた。

カルム「...好きだよ。」

彼から放たれた一言はそれだけだった。

脳が考えるのをやめた。
顔にどんどん熱が集まるのを感じ顔を隠した。

恥ずかしい。

よくそんな堂々と...

貴「...わ、私も好きだよ。」

気付いて顔を上げるとカルムまで
顔が赤く染まっていて笑ってしまった。

今日は告白日。

私の彼への気持ちが変わった日だ。