うちにおいでよ ページ26
…外に出るとは言ったものの、何処に行こうか。
今日は妖怪探偵団の集まりもねぇからなぁ…
だからといって変なとこには行きたくねぇし…
うーんと考え込んでいると、不意に声を掛けられた。
ハ｢A？どうしたの、こんな所で…っ！？｣
｢あ、ハルヤか…｣
振り返った瞬間、ハルヤは酷く驚愕していた。
ハ｢…A、それ…｣
ハルヤは俺の桜のピンを指さす。
｢あ、これか？なんか俺の机の中にあったんだよな。なんか懐かしい気分になるから、付けてみたんだ。…もしかして変か？｣
少し心配になり、ハルヤに聞いてみた。
ハ｢ッ！全然変じゃないよ。むしろすごく似合ってる｣
｢そうか、良かった｣ﾆｯ
安心して笑を零す。…そういや人前で笑うのなんて久々だな…
ハ｢…ところでAはこんな所で何をしてるの？｣
｢あ？あー、何もする事ねーから…何か無いかと外に出てきたんだよ｣
ハ｢つまり暇なんだね｣
｢うるっせ。そうだけど…｣
暫くじっとハルヤに見つめられた後、ハルヤが口を開く。
ハ｢うちにおいでよ｣
｢…えぁ？｣
やっべ、変な声出た。
ハ｢…ふっw何今の声w｣
｢おまっ、笑うんじゃねぇ！｣
ハ｢ふふ、ごめんね。あまりにも可愛くて｣
｢…だからなんで俺が可愛いってなんだよ｣
ハ｢で、どう？うちに来ない？｣
｢…どうせ暇だし行く｣
ハ｢そう。あ、うちに妖怪2人いるけど、無視していいから｣
…なんか辛辣だな。
ハ｢いいのいいの、ほら、行こう？｣
そのまま手を引っ張られ、連れていかれた。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
｢…デカイな｣
ハ｢でしょ？｣
ハルヤの家は豪邸と言えるほどでかい。
ガチャリとハルヤが扉を開ける。
ハ｢入って｣
｢…お邪魔します｣
うん、中も豪華だな。
予想はしてた((
洞｢…！Aッ…！？｣
｢…ぁ…｣
なんで、なんでここに…
フ｢…？お客様、ですか？｣
ハ｢…お前達、下がってろ｣
洞｢ッ！！酒呑童子様！！｣
洞潔が声を張り上げる。
見たことも無い剣幕に思わず固まる。
ハ｢下がれって言ってるだろ。…殺されたいのか？｣
次の瞬間、ハルヤの右腕が変貌する。
真っ黒な手に。
それを見て、渋々洞潔は消えた。
あのもう片方の奴も、どこかへ消えた。
ハ｢…ごめんね？驚いたでしょ？｣
ニコリと笑みを浮かべるハルヤ。
それ以前に、なんで洞潔が…？
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クランドール・ブラッディ - ヤンデレ来て欲しいです！お忙しい中ありがとうございます！ (2021年5月4日 22時) (
レス) id: fad690bd23 (このIDを非表示/違反報告)
胡蝶黒狐@(プロフ) - ありがとうございます！ヤンデレは正義と思ってるのでもっと頑張ろうと思います！ (2019年4月22日 13時) (レス) id: 82343ea2fc (このIDを非表示/違反報告)
まらそ - ヤンデレは読んでて怖楽しい！(？)これからもお忙しいかもしれませんが、頑張ってください。 (2019年4月22日 13時) (レス) id: 16a78ad417 (このIDを非表示/違反報告)
胡蝶黒狐@(プロフ) - ありがとうございます！はわわ…すっごい嬉しいです…！！ (2019年3月30日 8時) (レス) id: 82343ea2fc (このIDを非表示/違反報告)
甘納豆 - 最高にいい作品だと思います！続き楽しみにしてます (2019年3月30日 3時) (レス) id: 38976ecf1b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：胡蝶黒狐@ | 作成日時：2019年1月14日 23時
