何でなの？ ページ27
ハルヤside
ハ｢まあとりあえず座りなよ｣
Aをソファに誘う。
｢お、おう…｣
ぎこちなく返事をするA。
あーあ…洞潔のせいでバレちゃった…
これじゃ学校でも居ずらくなる…
…まあ分かってはいたけど、洞潔とは既に面識ありか…
どっちかって言えば俺より洞潔の方が付き合い長いもんなぁ…
あー、イライラする。
考え込んでいるAを見て、そのイライラは怒りとは違うものだと分かる。
いわゆる｢独占欲｣という物だ。
だってそうでしょ？
目の前で好きな子が違う奴の事ばっかり考えてたら、｢自分だけ｣を見て欲しいと思うよねぇ？
ハ｢…何で｣
｢え、なんてi…ハ｢どうして洞潔の事は覚えてるのに、俺の事は分からないの？｣…はっ？｣
Aの顔がこちらを捉える。
何を言っているのか分からない、と言いたげな顔だ。
ああ、そんな顔でも愛らしい。
もっと、もっと、俺を見て？
ハ｢忘れられた側の気持ち、考えた事ある？｣
｢…何を、言って…｣
ハ｢…もういいよ。忘れてるなら、思い出させるだけだから｣ﾄﾞｻｯ
｢なっ…！？ちょ、離…いっ…｣
Aをソファに押し倒し、腕を強く押さえつける。
痛そうに顔を歪めるA。
そんな所も、愛しい。
ハ｢そのピンをつけてきてくれたとき、Aは俺の事思い出したのかと思った。でも、違ったんだよ。ただ単に懐かしい気分になれるから？じゃあどうして懐かしい気分になれるかってのを思い出してよ｣
｢ッ…ホントにっ…わかんないって…！｣
へぇ…ここまで来て思い出さないとは…
アイツ、余程念入りに消したんだな…
考えているとイライラしてくる。
ハ｢…じゃあ意地でも思い出させてやる｣ｸﾞｲ
｢何っ…んっ…！｣
Aと唇を重ねた。
｢んー！んー！｣
バタバタと抵抗するA。
抵抗と言っても、足しか動かせないけど。
…ここまで来ると、ただ俺がしたいだけだな。
それでもいい。どんな手を使っても思い出させる為。
｢んぁ…ふ、う…はる、やァ…///｣
Aの目から光が消えた。
…｢呪い｣にかかった証拠だ。
口を離し、Aを起き上がらせる。
ちょっと名残惜しいね…もうちょっとしてたかったなぁ…なんて思いながら。
起きた後もAの目には光は無い。
ぼーっとするAに、こう言った。
ハ｢…思い出せ、俺とお前の記憶を｣
そのままAは目を閉じる。
…が、成功したと思っていた呪いは、アイツによって掻き消された。
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クランドール・ブラッディ - ヤンデレ来て欲しいです！お忙しい中ありがとうございます！ (2021年5月4日 22時) (
レス) id: fad690bd23 (このIDを非表示/違反報告)
胡蝶黒狐@(プロフ) - ありがとうございます！ヤンデレは正義と思ってるのでもっと頑張ろうと思います！ (2019年4月22日 13時) (レス) id: 82343ea2fc (このIDを非表示/違反報告)
まらそ - ヤンデレは読んでて怖楽しい！(？)これからもお忙しいかもしれませんが、頑張ってください。 (2019年4月22日 13時) (レス) id: 16a78ad417 (このIDを非表示/違反報告)
胡蝶黒狐@(プロフ) - ありがとうございます！はわわ…すっごい嬉しいです…！！ (2019年3月30日 8時) (レス) id: 82343ea2fc (このIDを非表示/違反報告)
甘納豆 - 最高にいい作品だと思います！続き楽しみにしてます (2019年3月30日 3時) (レス) id: 38976ecf1b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：胡蝶黒狐@ | 作成日時：2019年1月14日 23時
