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1、2、3、バンッ!! ページ29

私がトントンと、戸を叩こうとすると、
メロが止めた。



不思議に思って、彼を見ると、
彼はニヤリ笑って、クラッカーを構えた。



マットもそれを見て、嬉しそうに構える。



「開けたら『バン!』な?。
 1、2、3で行くぞ。



 いーち、にー、さ……………」



「ちょっと待って!!!」



私が慌てて、メロを止めた。



もちろんニアにバレないように、小声で。



「ニアが驚くよ!
 心臓止まったらどうするの?」



「その時は知らなかったことにする。」



「メロ!」



のんきにするメロに、私は口を尖らせた。



「わかったわかった。」



クラッカーをおろして、
ドアノブに手を伸ばしたメロを、
再び、私が止めた。



「待って。」



「なんだよ?A。」



少しムッとして、メロが私を見た。




マットはフーンと言い、
そういう事かと私に笑いかけた。




「やっちゃダメとは言ってない。」



「…………A。」



「ん?」



「性格悪くなったな。」



「そうでもないよ………えへへ………って!!
 私は性格悪くない!!!

 ダメって言ってないし、
 心臓止まらない程度ならいいでしょ??」



へへっと笑いながら私は二人に尋ねた。




「で、私は何すればいい?」



「「え?」」



「…………えっ?」



二人の声に聞き直すと、彼らは
困ったような顔をした。



「なんも用意してない。」



「二人だけで何かしようとしてたって事?」



私は顔をしかめた。



「だから、珍しく、
 ニアの部屋に行くって言ったんだ?」



へぇー…………へぇー……………?


と私は二人を覗き込んだ。



「悪かったって。
 お前はニアに抱きつきでも
 すればいいじゃないか。」



「うっ……………。」



「なんだよその顔は。」




ニアに抱きつくのは…………


私はいいのだけど……………


ニアにどうあしらわれるか分かるからなぁ……。




「……………やだよ。ドア開け係するよ。」



「あっ………そう。」



ちょっとしらけてしまったので、
行くよー!と声をかけた。



「1、2、3!!!!」



思いっきりドアを開け、
クラッカーを盛大に鳴らして入り、
私は叫んだ。



「メリークリスマス!!ニア…………?」



キョロキョロと部屋を見渡すと…………


誰も……いない??


「?! ニアは?」


メロとマットも気がついたようだ。



三人で顔を見合わせていると、
突然、「バン!!」という音が、
耳元で聞こえた。

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設定タグ:デスノート , ニア , ワイミーズハウス   
作品ジャンル:恋愛
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リお(プロフ) - ユンさん» 私もテストです!頑張ってください! (2019年6月19日 19時) (レス) id: 2bc0f3695a (このIDを非表示/違反報告)
ユン(プロフ) - 依音さん» お優しい言葉ありがとうございます!おかげで心元気度(?)がMaxです! (私たまに変な言葉を使います笑) 最後まで完結できるように頑張るので よろしければ、これからも読んでいただけたら幸いです! (2019年6月12日 23時) (レス) id: 6c2bf9b248 (このIDを非表示/違反報告)
依音(プロフ) - 面白いです!無理せず更新頑張ってください〜 (2019年6月12日 4時) (レス) id: 109cc18de9 (このIDを非表示/違反報告)
ユン(プロフ) - あっきーさん» わわわわわ!!!ほんとにコメをもらってしまった!!!!ありがとう!あっきーさん!!また、コメするね!!!(≧∇≦) (2019年6月10日 18時) (レス) id: ca6f64574e (このIDを非表示/違反報告)
ユン(プロフ) - 中村千尋さん» ありがとうございます!少し更新が遅れることもあると思いますが、全力をつくします!!!(燃え尽きないくらいで笑)これからもよろしくお願いします! (2019年6月10日 18時) (レス) id: ca6f64574e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ユン | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2019年3月26日 16時

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