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地面へ直球していく私の体は途中で、止まりそのまま宙を舞った。
助けてくれたのはジャンだった。
「ジャン君よ、私も一応レディーですよ？ 肩に担ぎますかね普通？」
「んな事言ってる場合か！ 邪魔で飛べねぇんだよ！」
「あっそ………。ありがと…」
ジャンには私の顔は見えてないのに、ソッポを向いて言った。
こんな柄でも無いこと恥ずかしくて顔が赤くなる。
「っ…！？ お前本当にアニにそっくりだな！？ 礼が言えるとは思わなかったぜ？」
「はぁあ！？」
こんな地獄の場面とは合わない話しをしてたなんて今考えると可笑しくて笑える。
二人して恥ずかしさで柄にも無く頬を染めている。
すると団長の声が響いた。
「総員撤退！！」
「えっ、ちょっと…待って！！ 私は故郷に帰るの！ アニを返して！！ そしたらもうここには二度と来ないから…！！ 」
「ジャン離して！！」
「駄目に決まってるだろ？」
「何でよ！ もう壁が壊れることがないんだよ！？」
「そのまま故郷とやらに帰ったらお前、殺されるんだろ？ どうやってかはしらねぇが再び地獄はやってくる」
「皆お前が必要なんだよ」
ジャンは自分の馬に私を前に乗せ、走り出した。
お腹をしっかりホールドされ、逃げだせない状態。
私が必要？
巨人になれるから？
団長には話したんだけど…皆に言ってないの？
私の代わりは沢山いる。
悔しいけど今死んでも一切問題無いんだ。
兄さんみたいに特別でもないし…。
ここの誰でも私になれる。
馬の走る音に耳を傾けていた時だった。
大きな影が頭上を通り過ぎた。
そして前から大きな音が鳴ったと思ったら煙から出てきたのはむくりと起き上がる巨人だった。
「ライナーの野郎……巨人を投げて寄越しやがった！」
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Sally - すごく良かったです。欲を言えば戦士隊たちとの絡みがもっと見たかった…！また進撃の巨人の作品を作って下さることを祈っています。 (2020年8月22日 0時) (
レス) id: 030d632589 (このIDを非表示/違反報告)
天雪(プロフ) - エルウィンになってますけど、正しくはエルヴィンですよ (2020年5月9日 16時) (レス) id: 9e97a6dad3 (このIDを非表示/違反報告)
くー - とっても面白いです！まだ続編ってありますか？あったら、更新楽しみにしています！ (2018年11月21日 23時) (レス) id: 940be2f03f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ピンク | 作成日時：2018年10月7日 13時
