隠れた素顔に魅せられて (2)［ Kaito.Mi ］

《83》 ページ35

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『いつも助けてくれてありがとう。
いつも支えてくれてありがとう。
いつも笑顔にさせてくれてありがとう。

……私の事、好きになってくれて…ありがとう。

私も精一杯、海斗くんを笑顔にする。幸せにする！
一緒に、ずっと楽しく笑顔で過ごそうね！』



宮近｢俺の気持ち、…Aに全部言われちゃった、

こちらこそ、こんな俺について来てくれて
……好きになってくれて、ありがとう。｣



自然と背中に回していた腕の力は一層強くなった。




愛おしくて、愛おしくて。






宮近｢籍入れてからちょっと待たせてしまったけど、
……そろそろ、ちゃんと…式、挙げよっか！｣


『……うん！』



優しく笑う君の頬に伝う涙を親指で掬い、

そのまま頬に手を添えてゆっくりと2人の唇は重なった。













あまり印象に残らなかったお互いの存在。





優しい所。




真っ直ぐな所。




よく笑う所。




少し不器用な所。








隠れていた貴方の素顔から、







いつの間にか目が離せなく……





ううん、離したくなくなった。



ずっとずっと、Aには俺の隣で笑っていてほしいって思ったから。










━━━ 隠れた素顔に魅せられて ━━━
(病める時も健やかなる時も、この愛を一生誓います)
(Aの笑顔を、ずっと隣で見ていたいから)









━━━ END ━━━



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