検索窓
今日:2 hit、昨日:1 hit、合計:46,627 hit

神様弐 ページ3




屋敷で鍛錬をしていると、時透のところへ一羽の鎹鴉がやってきた。

息を切らして羽を休める鴉に時透は、首を傾げた。


「30年後ニオクレル!!」

「は?ちょっと、」


時透が止めるも、せっかちな鴉はまた飛んで行ってしまった。

誰の鴉なのだろうか。そんな疑問が浮かんだが、まぁ30年後には忘れてるだろうと、自己解決した。


そして早刻の鴉の主が分かったのは30年後…。ではなく、30分後。訪れたのは鳴柱の人だった。


「時を越えて来たの?」

「はい?」

「別に。早く準備して」


冷たく言い放てば、鳴柱の人は髪を高く結いだした。

時透はその仕草を見つめていた。何かが心の奥で引っ掛かるのだ。もう少しで出てきそうな答えも、喉先でつっかかって、戻ってしまう。その繰り返しにイラついてくる。


「早くして…」

「はい」


平然と返事して退けた鳴柱は、木刀を持ち構えた。しばらく対峙して、先に動いたのは時透の方。


【霞の呼吸 肆ノ型 移流斬り】


滑りこむように一瞬で、相手の腹もとへ流れ、斬りつけた。しかし、分かっていたかのように攻撃は塞がれた。


【雷の呼吸 伍ノ型 熱界雷】


木刀から斬撃が伝わり、骨がビリビリと痺れる。


【雷の呼吸 陸ノ型 電轟雷轟】


その瞬間、鳴柱を中心に雷のような衝撃が起こった。

時透は、反射的に避けるが、人間の急所に潜りこんでいたため、攻撃を受けた。


「がっ……」


腕や足などが赤く腫れ、内出血を起こす。最も辛いのは全身の、痺れるような痛みだ。それでも怯まず、近くにいる内に突き技を放った。


.

神様参→←神様壱



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (45 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
44人がお気に入り
設定タグ:鬼滅の刃 , 時透無一郎 , 霞柱
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

パプタピ - ねむりねこさん» こちらこそコメントありがとうございます!今はテスト期間なので作るのは遅くなると思いますが、待っていて下さると幸いです!あと、別の端末から送ったため名前が違うんですけど、あんまり気にしないで下さい。 (2019年11月13日 19時) (レス) id: 36c4c5cb96 (このIDを非表示/違反報告)
ねむりねこ(プロフ) - 返信ありがとうございます!次回作、楽しみにしております!!! (2019年11月13日 15時) (レス) id: b1690d9a63 (このIDを非表示/違反報告)
カルビ - ねむりねこさん» ご愛読ありがとうございましす!薄情でハクジョウって読むんですね、ご指摘感謝します。確かに薄情者!って言いますもんね…。もう本当、作者のポンコツぶりが、どんどん暴かれていく…(震)次回作品も応援お願いします! (2019年11月13日 15時) (レス) id: 36c4c5cb96 (このIDを非表示/違反報告)
ねむりねこ(プロフ) - 鬼滅亡…………… (2019年11月13日 9時) (レス) id: b1690d9a63 (このIDを非表示/違反報告)
ねむりねこ(プロフ) - いつも楽しく読ませていただいています!一つ気になったのですが、薄情はハクジョウと読みます!水を差してしまってごめんなさい、応援してます! (2019年11月13日 9時) (レス) id: b1690d9a63 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:パプタピ | 作成日時:2019年11月7日 18時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。