ぼIんIちゃIんI達の体調が悪いみたい 4

知恵熱　エレナ ページ4

家に帰り、エレナを布団に戻すと、ちょうどエレナが目覚めた。

「ん、あれ…」

「エレナ！起きた？大丈夫？」

「心配したのよ！」

「ごめん！あ、そういえば宿題！」

あ、そういえば起きたら言っておいてって言われてたわね。

「レオナードが『宿題は無しで良い』って言ってたわよ！」

「マジ…！やった！！」

「え、エレナ、もうちょっとゆっくり体休めようよ！」

「そうよ、明日も熱出るわよ？」

38度も出てたんだから…。

「いや、今の一言でめっちゃ体軽くなった！」

さすがに早すぎない…？

でもエレナは嘘つくような子じゃ無いし、

メフィストとレオナードもすぐ下がるって…

「じゃあ熱図って、熱があったらまた寝てね！」

「そうね、本当に熱がなかったら動いても良いわよ」

まぁ、まだ寝る事になるとは思うけど…

少し待っていると、体温計が鳴った。

ピピピピ ピピピピ

「どう？」

「あ！ほら！36.8！これくらいなら平熱カウントでしょ！」

「本当だ…！」

凄い、さっきまで熱出てたのに！

「やったー！！宿題も無くなったし熱も下がったー！！」

そういえばストレスが原因の熱…なのよね、これ…

じゃあストレスの原因をとれば熱は下がるっていう事…？

「マリア、どうしたの？」

「いや、気にしないで。それよりも熱下がって良かったじゃない！」

「マジ、マリア、ネロ、ありがと！」

少しエレナのまわりの看病道具を片付け、エレナにお礼を言われながら家に帰った。



次の日

「噂どおり、やっぱり今年もレオナードが先生なのね」

「やっぱりってなんだよ！今年もイケメンレオナードが担任だぞ！喜ぶんだな！」

「だって先生怖い話とかしてきますし…」

まぁ私は怖い話とか、ぜんっっぜん余裕だけど。

でもなるべくやめてほしいわよね。

「もっとマシな先生が良かったな〜」

「エレナ、マシって何だ、マシって…っていうかエレナは宿題が待ってるぞ？」

「…え”」

「春休みにやらなかったんだ、当然だろう」

「えー！！嫌だ〜！！また熱出すよ！」

「大丈夫だ、メフィストから薬貰っておいた！」

「えーーー！！ひどーーい！！！」

「さて、覚悟しろよ？」

「助けてええええええええ！！」

…どんまい、としか言えないわね。



完

意外と長くなってしまった…

そして期間も空いてしまった…

ごめん！！

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