ぼIんIちゃIんI達の体調が悪いみたい 3 (ページ39)

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アムカページ39

ネロside

「先生、それって…」

忘れ物を取りに教室に戻ってきたら、

先生が腕を切っていた。

「……」

気まずい沈黙が続く。

と、とりあえず何があったのか聞かないと、

何もできないよね！

「……先生、何かあったんですか…？」

「いや…なんでもない、気にすんなよ、特に何もねぇからさ…！」

さっきまで苦しそうで悲しそうな顔をしてたのに、

何もなかったかの様に笑う先生。

「いや、でも…」

「大丈夫だって、心配はいらねぇよ」

…ここは黙って、後からメフィスト先生に言った方が良いかな。

僕じゃ何もできないし。

「‥分かりました。何かあれば遠慮なく頼ってくださいね…」

僕はささっと忘れ物を取り、教室の外に出た。

ｶﾞﾗｶﾞﾗｶﾞﾗｶﾞﾁｬﾝ

さて、メフィスト先生に言いに行こうかな。

理科室あたりに行けば会えるかな。

ｶﾞﾗｶﾞﾗｶﾞﾗｶﾞﾁｬ

「失礼します、メフィスト先生…」

「あ、ネロくん、どうしたの？」

「メフィスト先生…」

僕は、レオナード先生が自分を傷つけている事、

無理をしている事をありのままに話した。

「そうか、レオちゃんが…ネロくん、この後時間あるかい？」

「え、あ、はい、ありますけど…」

「レオちゃんに話を聞くんだ。ネロ君に聞く限り、

かなりレオちゃんは自分の体も心も深く傷つけているみたいだからね。

無理に聞かないように、慎重に…」

そんなに重要な場所に僕がいて良いのかなぁ…

僕の不安を感じ取ったのか、メフィスト先生は、

「ネロくんだから一緒に来てほしいんだ。

ネロくんとレオちゃんはよく一緒にいるからね」

と言った。

そこまで親しくも無いと思うけど…

でもレオナード先生が困ってるなら、

「僕も行きます！」

そして、僕達は、レオナード先生のいる教室へ向かった。