ぼIんIちゃIんI達の体調が悪いみたい 3

消恋病 ページ36

〜例の万能薬に魔力を入れ終わった〜(言葉変えてます)

メフィストside

「これで完成だ…！」

後は飲めば…！

「レオちゃん、これ飲めば記憶が戻るよ！」

「……お前、誰だ…？」

「…え？」

嘘…でしょ？僕まで忘れられちゃった…？

どうしよう…僕まで忘れられたらレオちゃんに

どうやって薬を飲ませよう…

見ず知らずの人に薬を飲んでって言われても、

レオちゃんの性格なら、多分警戒して飲まないし…

なんとか説得しないと…！

「レオちゃん…！今君は…」

「見ず知らずのお前にレオちゃんとか言われたくねぇよ！」

そんな事言われたら、たとえ記憶が無くなっているとしても、

少しショックだよ…

「えっと、僕はメフィスト。君は忘れてるかもしれないけど、

君の子供の時からの友達だよ？」

「お前の記憶はねぇけど、本能が違うって言ってるから信用できねぇ」

「え、酷くない？」

僕、レオちゃんにやっぱり凄い嫌われてるんだね…

「僕に会った記憶はあるんでしょ？レオちゃんが覚えていないだけで、

僕たちはたくさん遊んだんだよ？」

「…いや、まだ信用できねぇ」

「じゃあレオちゃん、僕と賭けをしないか？」

「賭け…？」

さすがレオちゃん。前から少しギャンブルとかに興味を示してただけあるね。

すぐに食いついてきた…

モニカちゃんも心配だから、早めに終わらせないと…

せめて、記憶の操作系の薬は…

記憶の操作は、高度魔法だから、魔力を使うけどそんな事は言ってられない…！

これで良いか…

「この、右の釜に入ってる液体には毒が入っているかも知れない。左のビンには毒が入ってるかもしれない。

でも、どちらかは万能薬。レオちゃんが選んでない方を僕が飲む。どうだい？平等だろう？」

まぁ、どっちを飲んでも大丈夫だけど。

薬っていうのは、ちゃんと分量などを見て飲まないと時に毒になるから、

嘘は付いてない…！

「じゃあ俺は右の釜の方を飲む。お前はビンの方を飲め」

「分かった」

上手い具合に万能薬の方を選んでくれた…！

僕が記憶操作を飲むと危険だから、適当に飲んだフリをしておこうかな

「じゃあいくぞ？ちゃんと飲めよ？せーの！」ｺﾞｸｺﾞｸｺﾞｸ

よし、飲んだ！

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