ぼIんIちゃIんI達の体調が悪いみたい 3 (ページ34)

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消恋病ページ34

青年レオナードside(事件前)

「ちょ、モニカ、どこに行くんだよ…！」

「レオちゃんレオちゃん！この人かっこいい！」

「え！？ちょ、モニカ！？」

「レオちゃんレオちゃん！こっちの人もかっこいいよ！」

「モニカ…」

俺はモニカの事が、小さい頃から好きなのに、モニカは俺の気持ちに気付かない…

今も街を通る人を見ながら、かっこいい、かっこいいって…

「レオちゃん？どうかしたの？ぼーっとしてるよ？」

「え？あ、あぁ、大丈夫。モニカ、そろそろ帰ろうぜ？」

「えぇ～もう？絶対？」

「おう。絶対だ。用事を思い出したからな」

「え～分かったよ～」

ここには、こんな普通の顔の俺よりも、何倍もイケメンの奴がたくさんいる。

だからずっとここにいたらモニカがだれかを好きになっちまうかも知れねぇからな。

モニカは何だかんだ言いながら、俺に付いてきてくれる。

…本当に俺は好きでいても良いのか…？

～次の日・モニカの家～

コンコンコン

「モニカーいるかー？」

ガチャ

「いるよー！レオちゃんいらっしゃい！」

「んじゃ、おじゃましまぁす」

ガチャ

「レオちゃん、昨日は楽しかったね～！そういえば、用事って何だったの？」

え？昨日何かあったっけ？

というか、昨日何したっけ？

覚えてねぇな…

「なんかあったっけな…」

「え！？レオちゃん、忘れちゃったの！？」

「あぁ…というか昨日何したかも忘れちまってるな」

「えぇ！？大丈夫なの？それ…」

「ま、大丈夫だろ」

あー…モニカ、心配してくれるんだな。

やっぱ優しいなぁ‥

～数日後～

うぅ…日を刻む毎にさらに好きになってしまう…

それと同時に、少しずつ、過去の記憶が無くなってきている…

さすがにヤバくなってきた…なるべく頼りたくなかったが…仕様がない。

メフィストの所に行くか。