レオナード 熱 ページ13
メフィストside
保健室で誰かが来ても大丈夫な様に、薬などの配置、ベッドのシーツを整えていると…
ガラガラガラ!!
「せ、先生…!はぁはぁはぁ…レオナードせん…はぁはぁ…せいが…!」
ネロ君が肩で息をしながら、僕を呼んだ。
レオちゃんになにかあったのかな…?
僕は慌ててネロくんに駆け寄った。
「どうしたの!?」
「レオナード先生が来てからなんか変だったんですけど…なんか座り込んじゃって…!」
レオちゃんが…!?
昨日一緒に戦った時も、バテるのが早かった気がする‥
あとキレがなかったっていうか…スピードもいつもより無かった…?
とりあえず行かないと…!
「分かった。じゃあネロくん、レオちゃんは教室にいるんだよね!?」
「はい!ちょっと僕走ってきて体力使っちゃって一緒に走ると遅くなるので、先に行ってください!」
「ありがとうネロくん、でも無理だけはしないでね?」
「はい!」
ネロくんが元気良く返事したと同時に
僕は体温計や熱冷まシートなどを引っ掴んで走り出した。
今は緊急事態だから廊下を走っても仕方がない。
そう思い込んで多少の罪悪感と一緒に廊下を走った。
ガラガラガラ
教室につき、見渡すと、すぐそばにレオちゃんが倒れていた。
「大丈夫!?ッ!?」
揺らしても大丈夫そうだったから揺らして起こそうとして肩に手を置くと、
ものすごい熱が伝わってきた。
「これかなりの熱があるよ…?」
とりあえず熱をはかろう…!
体温計が鳴り、表示された体温は驚きの物だった…
「40度3分…!?」
結構高めの熱だとは思っていたけどこんなに高いなんて…!
そう思ってたところに、ネロくんが追いついた。
「はぁ、はぁ…先生どうですか!?」
「熱だね…でも結構高いよ…40越え…」
「…え!?」
「だから保健室に運ばないといけないんだ…ごめんね、今来たばっかりなのに…」
「だ、大丈夫です!」
僕は保健室にレオちゃんを運んだ。
そしてベッドに寝かせ、起きるのを待った。
しばらくすると…
「ん…?」
レオちゃんが起きた。
「あ、起きた!大丈夫!?」
「えぁ?メフィスト?」
「レオナード先生が教室で座り込んでから、メフィスト先生を呼びに行ったんです!」
「座り込んだとき…?」
レオちゃん、全然分かってないw
数秒考えて、やっと自分の状況を理解したみたい…
「なるほど」
「体調はどうですか?」
「結構良いぞ!」
全然反省してない…
「無理はダメって…」
それから暫く僕の説教が続いた
完
8人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ユメ@金魚うぇーい教おいしい美茶教占ツク同盟(プロフ) - 季節ハズレの雪だるまさん» 結構飽き性な私ができたので、きっとできますよ! (2021年4月11日 19時) (レス) id: e02f1d7237 (このIDを非表示/違反報告)
季節ハズレの雪だるま - 私もそういうのを続ける努力がほしい…! (2021年4月11日 15時) (レス) id: 4a68dd3150 (このIDを非表示/違反報告)
ユメ@金魚うぇーい教おいしい美茶教占ツク同盟(プロフ) - まーしーさん» ありがとうございます…!私も最初はなんとなくで書いたので、ここまで書き続けられる事にびっくりしてますw (2021年4月11日 9時) (レス) id: e02f1d7237 (このIDを非表示/違反報告)
まーしー - こういうの書けるって凄いですね! 憧れます! (2021年4月10日 14時) (レス) id: 4a68dd3150 (このIDを非表示/違反報告)
ユメ@金魚うぇーい教おいしい美茶教占ツク同盟(プロフ) - 虎屋の蜂蜜ようかんさん» おけ!もっちろんできる★ありがとぉぉおおお!! (2021年3月22日 21時) (レス) id: e02f1d7237 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ