ぼIんIちゃIんI達の体調が悪いみたい 3

毒蛇(？)　ネロ ページ2

マリアside

くっ！今回の敵はなかなかしぶといわね…！

こっちが押されてる…！

レオナードとメフィストが今一番強い敵を倒してくれてるから

私とエレナ、ネロはこの魔獣使いを任されたのよね…

毒蛇とか操ってくるもの…

私もネロ、エレナもいつ噛まれてもおかしくないわ…

セバスチャンは来るまでもう少しかかるみたいだし…

それまで耐えるしかないわ…！

あっ！スキ有り！

「背中が空いてるわよ！！」ドーーン！！

「グワァァ！！」

意外と呆気なく終わったわね…

もう、セバスチャン来てないじゃない…

「あ…ぁ…」

「ネロ？どうしたの…って、え!?」

声のした方、ネロの方を見ると、ネロの腕に毒蛇の噛み跡が残っていた。

「お嬢様！」

セバスチャン…!?

「おそいわよ！それより、ネロが…ネロが…！！」

「何があったのですか!?」

「魔獣使いと戦ってて…倒したんだけど、最後にネロが噛まれたみたいで…！」

「分かりました！ネロさま、傷口を見せてください！」

「あっ…ここ…」

「これは…毒蛇…!?」

毒蛇…!?

ネロは助かるのよね!?

「お嬢様エレナ様、今から私が言うものを準備してください！」

「OK＼分かったわ！」

早くしないとネロが…！

「まずベルトやハンカチなどの縛れるもの！」

そんな！私持ってない…！

「あっ！ウチの髪飾りとして使ってたリボン使える!?結構長いよ！」

「それでいいわよエレナ！」

「腕を結べれば充分です！」

「はい！パス！」

「ｧｯ…ﾊｧｯ…ﾊｧｯ…！」

ネロの呼吸が…！傷口が紫色に腫れ上がってる…！

「ネロ様！分かりますか！」

「ｯ…ﾀﾞ…ﾚ…？」

意識も朦朧としてるの!?

早くしないと！

「まず毒が回らないよう、心臓より近いところを強く縛ります」

「その次は…！」

「えっと、傷口に口を当てて、血と毒を吸い出します！」

「え!?」

「っていうのは昔の人間がしていた方法で、今は魔法というものがありますから！」

び、ビックリしたわ…

「生命の精よ、この者の邪を取り除き、聖を取り入れろ！」ヒュワッ

「できました！ただ、まだ治療が必要なので、急いで外科医に行きますよ！」

「分かったわ！」

〜しばらく経ったある日…〜

あれからずっとネロは学校を休んでるわ…

大丈夫なのかしら…

ガラガラガラ

「おはよ〜」

「あっ！ネロ！心配したのよ！」

「あの日以来来てなかったもんね〜」

「ごめんごめん♪もうあんなヘマしないから」

「もう…」


完

次メフィストの番

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