ぼIんIちゃIんI達の体調が悪いみたい (ページ29)

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金魚病　メフィスト　　長くなりそう… ページ29

「ま…まず、こういう病気とか、心当たりはないのか？」

心当たりが無かったら詰むぞ？

「……まぁ…ないことは…ない」

「あるじゃねぇか…」

焦ったぜ…

メフィストなら治せるだろ…

多分

「で、なんの病気なんだ？」

「えぇ…？う～ん…」

めっちゃ躊躇ってるじゃねぇか…

そんなにやばいのかぁ？

「大丈夫だから、教えろよ」

まぁ何が大丈夫なのかは自分でも分からないが…

「う～ん…引かないでね？」

「引くわけねぇじゃん！さっさと言えよ！」

「き…金魚病…」

しらねぇな…

「どんな病気なんだ？」

「……」

さっきからめっちゃ躊躇ってる…

え？そんなにか？

「最後、金魚になる…」

「は？金魚？え!?ち…治療法は！？」

「ない」

「じゃあ原因は!?」

「分からない」

マジか…詰んだ…

「そういえば、どれくらいで金魚になるんだ？」

「えっと…1週間～3日」

じゃあ今のメフィストと話せるのは長くてあと7日…

メフィストのこと…嫌い…だけど…

でもさすがに…なぁ

「でも僕は、1週間後まではしっかり先生続けるから、レオちゃんに迷惑はかけないよ」

「バカ！人間(魔族)でいられる最後の1週間はもっとやりたいことやれよ！」

「…僕はいつもと変わらない…普通で平和な日常の過ごしたい」

……少しくらい贅沢しろよ…

しょうがない…俺の奢りで…

「明後日、休みだから、二人でどっかいこうぜ。これくらいはいいだろ？」

「……まぁ…いいかな。レオちゃん、どこに行くの？」

「秘密だ♪」

あとからいい感じの場所探そ

「じゃあ楽しみにしとくよ…でもまずは明日の授業を頑張らなきゃいけないね」

「はぁ…まぁそうだな…いや、お前本当は終わってるだろ？」

「え…バレてた？」

メフィストがデータ飛ばすとか絶対ありえねぇし

「当たり前だろ…もう遅いし帰ろうぜ～」

「そうだね」

～次の日～

メフィストside

ガラガラ

「今日は…珍しくみんな来てるんだね…」

「はい！」

「レオナード先生から言われたんだ～」

「『これから1週間だけは絶対学校来いよ？絶対だからな』って言われたのよ…何かあったの？」

レオちゃんが手をまわしたのか…

あとからお礼言わなきゃね…

「いや、特に何もないと思うけど…」(必殺しらばっくれる!)

「ふぅん…まぁいいわ。さっさと授業を始めましょ」

「そうだね…今日は～……」

キーンコーンカーンコーン

「よし、今日は終わりだね、気をつけて帰ってね」