ぼIんIちゃIんI達の体調が悪いみたい (ページ12)

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花粉症　レオナードページ12

「へっくしっ」

「……大丈夫ですか？」

「ん？あぁ…大丈夫…」

「花粉症ですか？」

「まぁな…」

「朝からずっとその調子だし…」

「ただの花粉症で仕事が休めるとでも？有休は、パチンコにつぎ込むっていうのは決定事項だし…」

「鼻声ですけど…」

「聞き取りにくかったか？まぁ頑張れ！」

「いや…別に大丈夫ですけど…」

「へっくしっ」

「…本当に大丈夫ですか？」

「当たり前だろ？この俺が花粉症に負けるかっての…」

「今現在苦しめられてますけどね…」

「気のせいだ…きのせい」

「……(何言っても無駄だ…)」

「お前失礼だなぁ…」

「生徒に向かってお前って言う先生もなかなか失礼だと思いますけどね!?」

「へっくしっ…じゃあ授業始めるぞ～」

「はぁい」

キーンコーンカーンコーン

ネロ視点

「へっくしっ…今日の授業は終わりだな…気をつけて帰れよ～」

「先生の方こそ気をつけてください…」

ガラガラガラ

ずっと今日はあんな感じだったし…

花粉症キツそうだなぁ…

レオナード視点

ガラガラガラ(職員室の扉)

「あぁレオちゃん…授業終わったんだね…」

「まぁな…へっくしっ」

「大丈夫？また花粉症の季節だね」

「俺の花粉症で季節を感じるな」

「ごめんごめん！」

「まったく…っくしゅっ」

「大丈夫？熱っぽい？」

「平気だ」

今言われて初めて確かに熱っぽいかもしれない…

「っくしゅっ……あぁもう！鬱陶しい！」

「…どうかした？」

「くしゃみした瞬間なんかかゆくなるんだよ…一瞬だけ」

「大丈夫？」

「なんとかな…もう家帰ろ…」

仕事がはかどらない…

「もう帰っちゃうの？まぁ気をつけてね！」

「っくしゅっ…おう」

数日後

「花粉症続いてますけど…病院行って薬もらってきたらどうですか？」

「っくしゅっ…大丈夫だって…多分…っくしゅっ」

「僕もネロくんに賛成…キツいのはレオちゃんだよ？」

「そんなに酷くないから大丈夫…っくしゅっ…だから」

「仕事にならないでしょ？」

「っくしゅっ…病院行くのめんどくせぇし…」

「この後しばらくキツいのと、めんどくさがらずに病院行くの、どっちがいいんですか!?」

「……どっちも嫌だ…っくしゅっ」

「わがままだねーレオちゃん」

「っるっせぇ」

「じゃあ今から病院行けばいいじゃないですか！」

「は？」

「え？」

「どうせ今日の授業も意味怖ですよね？ならやらなくてもよくないですか？」