56回裏 ページ14
学校に帰ると真っ先に練習着に着替え、グラウンドで設備の確認をしようと他の部員より先に足を運ぶ
すると最近では見なれた姿が二つ
「おいっしょー！！」
「は？あいつら試合見に来てなかったわけ？ウケる」
その姿は沢村栄純と降谷暁
戦力になりうるかどうか、という瀬戸際でこういう原石が転がっているのは面白い
う〜ん、しょうがないなぁ
「沢村！降谷！」
「！？あ、姐さん！！」
「誰が姐さんだ」
「お、おかえりなさいませ！！どうでしたか！！」
「勝ったよ、ちょっと二人とも着いといで」
「「？」」
首を傾げる二人を連れてまだ誰もいない室内練習場へ
この後すぐにここを使う練習は無いので当分は誰も来ない
「数球、投げてみな」
そう言ってキャッチャーミットを構える私を見て沢村と降谷はすごい顔をしている、なんだ？
「え！？あ、姐さんが受けてくれるんですか！？！てか、えっ！？キャッチャー！？マネージャーではなく！？！？」
「お前が他の部員、強いては一也以外の部員にあまり興味を示していない事はよーく分かった」
「成宮先輩、すごい人だって東条が言ってた」
「あいつは、まぁちょっと私を好き過ぎるところがある」
「僕の球を受けてくれるなら…」
「じゃあ先に沢村からいこうか」
「しゃ、しゃーす！！！」
一也以外には礼儀正しいんだよな、こいつは
そんなことを考えながら「好きに投げといで」と声を掛ける
防具つけてないけどまぁ数球だし軽めだし
投げるのが久々な沢村はストライクにこそ入ってはいないが一也の言っていた通り面白い球を投げる
なるほど、打者から見たら腕は遅れてるのに球だけ急に飛び出して来るように見えるのか
こりゃ確かに打ちづらい、私の視界の右側に自分が立った時を想像する
「ラスト！」そう言って投げさせた球もボール一個分外れていたし想像上の私はきっちり見ていた
「じゃあ次、降谷」
「お願いします」
「沢村と同じく三球だけね！」
こくりと頷いた降谷を横目に座ってミットを構える
ピッチングモーションに入った彼を見てその後、私は言葉を失った
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とらお(プロフ) - ジョゼフィーヌさん» この度はコメントありがとうございます！ダイヤ、残り2話…衝撃でした…。でもまだactIIIを信じてます！！でもそのおかげで出会ってくれたのは感謝しかないですね、凄く褒めていただけて光栄です！自己満作品ではありますが、これからもよろしくお願いします！ (2022年10月13日 18時) (
レス) id: 9196c41cf9 (このIDを非表示/違反報告)
ジョゼフィーヌ(プロフ) - ダイヤのA最終回まで残り2話と聞いて何か面白い夢小説ないかなって思って探してたら、この作品に出会えて、凄く読み応えがあるし、続きも気になります！無理しない程度に更新頑張って下さい！楽しみに続きまってます！ (2022年10月12日 16時) (レス) @page27 id: 8e4a678c0b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：とらお | 作成日時：2022年9月25日 14時
