銀魂夢小説

ドラマ初共演 ページ10

今日は、ドラマの初撮影日です！

近藤P「総悟が主役で、Aちゃんは準主役の重要な役どころだから、頑張るんだぞ！」

ドラマのタイトルは、『作家の正体』

総悟「あー、ダメだ…。何もアイディアが浮かばねェ」
(作家であることは、誰にも言ってねェから相談もできねェし)

総悟「はぁ、どうすっかねィ」

A「大丈夫？体調でも悪いの」

総悟「うわっ！ビックリした。なんでィ、Aか」

A「そんなに驚かなくても…。さっきから声をかけてたのに、全然気づいてくれないんだもん」

総悟「悪ィ。な、なんでもねェから心配すんな」

A「そっか…。何か悩み事があったら、いつでも言ってね？」

総悟「おう！ありがとな」
(Aが教室から出ていく。俺は小さくため息を吐いた)

総悟「もういっそ、作家なんて辞めちまった方が良いのかねィ…」
(こうしていても仕方がないと思い、俺は気分を変えるために、屋上へ向かった)

そよ「そうご
先生の新作、まだ発表ないよね…」

A「もう！こんなに楽しみに待っているのに！！」

総悟「今のって…。もしかして、俺の話？」

そよ「ホント待ち遠しいよね…」

A「そうご先生、どうしたのかな…？」

総悟「やっぱ、俺の話してんのか…」
(悪いと思いながらも、俺はこっそり、話を聞くことにした)

撮影が終わると、沖田さんが近藤Pと話をしている。

「悪いな。助かったよ」

「いや、俺で役に立てたなら良かったでさァ」

「謙遜するなって。でもお前のそういうとこ、オレは好きだぞ」

「ありがとうごぜぇやす！」

沖田さんって、あんなに嬉しそうに笑うんですね。
近藤Pと仲が良いのでしょうか？

「…あり？りな。今の見てたのかよ。まっ、さっきドラマの撮影で、役者同士のケンカが始まっちまってな。それを止めたんでィ。近藤さんが喜んでくれて良かったでさァ」

「役者同士のケンカですか？」

「真剣に芝居してりゃ、どうしてもこういう言い合いは起こるんだよ。でもま、いいドラマ作りてェて思ってのことだから、俺は良いことだと思うがな。自分の意見をしっかり言い合うことは、大切だからねィ。…おめぇも、何か意見があれば言えよ。お互いに良いドラマ作っていこうでさァ」

「はい！！」

沖田さんって、お芝居も真剣に取り組んでるんですね。
さすがは人気タレントです！！

「ところで、おめぇ。10月のポートレート写真撮ったかィ？」

「いえ、まだですが…」

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