銀魂夢小説

出会い ページ2

今日は、私の夢を叶える第一歩なのです！
憧れのマルチタレント、ミツバさん…。
若くして亡くなってしまったけれど、彼女のような素敵なタレントになるべく努力した結果、念願のモデル事務所に所属することになったのです！
早く着替えて事務所に向かわなければ！
というものの、何を着ようか悩みどころです。
うーん…ここはシンプルに白のワンピースに、カーディガンを羽織って…髪は下ろしたままで、お気に入りの蝶々の髪留めを付けましょう。
ネックレスもシンプルな一粒の石が付いた物。
靴下は、リボンが足首に巻きついたのにして、靴はパンプスを履いて、いざ参ります！！

事務所に着くと、女の人に話しかけられました。

「あら？あなたが今日から、うちに来る新人のモデルさんね？私は志村 妙よ」

「はい！西音寺Aです。よろしくお願いします」

わぁー、とってもキレイな方です！

「ちょうど、このプロダクションで一番人気の先輩がいるから、彼に教えてもらうと良いわ♪」

彼？
って！！あ、あの彼って、確かに人気です。
でもでも、ドSタレントとして名高い方です！！

「へぇー、アンタ、雌豚にしちゃあ、なかなか可愛いんじゃねーの？」

「へ？あ、ありがとうございます…？」

「初めまして。まぁ、知ってるとは思うが、俺は沖田総悟だ。んじゃ、早速アンタのプロフィールをこの紙に書き込め」

えーと、まずは苗字の西音寺。
名前はA。
誕生日は、５月１４日。
出身地は、東京都で血液型は不明と。

「Aっーのか。そんじゃ、次は宣伝用の写真、ポートレートを撮影しまさァ」

場所を移動して、撮影に入る。
なんとかポーズを決めて、写真を選んでレイアウトして完成！

「まっ、こんなもんだろィ」

「どう？終わったかしら？」

妙さんに話しかけられました。

「それじゃあ、早速お仕事してもらうわね！出版社に行くから、ついてきて」

「じゃあ、俺はこれで帰りまさァ」

「ありがとうございました！」

私がお礼を言うと、沖田さんはニヤリと笑う。

「せいぜい頑張りなせィ」

これが、私とドSタレントの沖田さんとの出会いだったのです。


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