Love Situation【玲×亜】

友達 ページ19

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佐野くん、起きてお見送りしてくれたんだ。


それで元気でて、




すっごく調子よくて。






練習もいい感じだから、実際に、あまり人が来ない時間帯にフロントに立たせてもらって２人接客した。









お昼、佐野くんいないしどうしようかなぁって考えてたら、降ってくる可愛らしい声。









「Aちゃん！！お昼一緒に食べない？」


「あ、彩香ちゃん？」


「そうそう！行こうよ！！」


「うん！」








相変わらず、背高くてスタイルいいなぁ。


並んで歩くのちょっとだけ嫌。





佐野くんに見られたら絶対バカにされるもん。


お前ほんとチビって。









「私唐揚げ定食特盛にしようかなあ」


「え、彩香ちゃんて食べる方？」


「めっちゃ食べる方〜。笑」


「それでその体型とか、、、」


「何言ってんの。笑 脱いだらやばいよ？笑」


「絶対嘘だ」


「Aちゃんだって細いじゃん。笑」


「私は背低いし」


「ちっちゃくてかわいい〜」








うらやましい〜って言うけど、それ自分が背高くないと言えないから。笑


彩香ちゃんは特盛の食券買って、

私はラーメンの食券買って、





向かい合って座る。








「今日は佐野くんと一緒じゃないんだね？」


「あぁ、佐野くん遅番だから。」


「ぶっちゃけ、付き合ってるの？」


「私と佐野くんが？ないよ、ないない」


「えー、絶対そうだと思ったのに！！！」








佐野くんはそういうんじゃないよ。


昔からよく間違われる。

まぁそのぐらい仲良いってことなんだけど、




女の子の友達と何も変わらない。



嬉しかったらハグするし、

お互い嫌なこととか相談とかあったらビール買って朝まで愚痴るし、


ご飯だって一緒に食べる時もあるし、

出かけても割り勘がモットー。




まぁ佐野くん優しいからたまに奢ってくれるけど。






バレンタインだってなんだかんだ毎年友チョコわたしてるし。








私の中では、友達＝佐野くん









「男女の友情なんて成立しないって」


「そんなの嘘だよ。成立してるもん」


「Aちゃんはなんとも思ってなくても向こうはわかんないじゃん」


「佐野くんだって絶対そんな目で見てない。」








だって、佐野くんウサギさんのこと好きだし。


友達じゃなかったら好きな人いるのに抱きしめたりとかできないよ。







「じゃあ、彩香狙っちゃおうかな〜」





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