シューズとイヤリング。 ページ37
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「全種類食べれたなぁ〜！満足ッ」
「お店の人とかお客さん、(人1)見てめちゃくちゃドン引きしとったけどな」
「う…き、気にしてへんもん」
「めっちゃ気にしとるやん」
軽く肘鉄を喰らわせて、お店を出る。
これからどうしようか、と考える。
そもそも今日はここのデザートを食べにきたから、じゃあ帰ろうかと言われる可能性もある。
それはちょっと嫌だな。せっかく可愛くしてきたのに。
「おさ、」
「なあ、まだ時間あるか？」
「え、ある、けど…」
「ほんならスポーツショップ行こ。シューズ新しく見たかってん」
治は、行きと同じように私の手を繋ぎ、歩き出した。
「(ホンマに、ずるい人…)」
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.
「これとかええんちゃう？」
「え〜こっちやろ」
「ホンマ分かってへんなあお前」
「…なあ、さっきもしたでこの会話」
デパートの中にあるスポーツショップ。
そこで、私達は靴を片手に言い争っていた。
自分から『どれがええと思う？』と聞いてくるくせに、これかなと言えば違うと言われる。
苺専門店でも同じ会話したな、と目を細める。
「これでええやん」
「え〜、でも…」
「そっちの方がかっこええよ」
「…なら、これにする」
かっこいいといえば、あっさりと折れてくれた。
あれ、これ使えるんちゃう？
今度から2つで揉めたら使おう。←
「良かったな、ええ買い物できたんちゃう？」
「せやな、ツムとお揃いから脱出や」
「それ嫌で買ったんや」
「おん。まあアイツこれ見たらまた色違いで買ってきそうやけど」
どんだけ治好きやねん、アイツ…
私は少しドン引きした。
「あ、ごめん私新しいイヤリング欲しいんやった、ここのお店見てええ？」
「おん」
「あ、嫌やったらそこのベンチで待っとってええよ」
「ん」
そう言いつつ治は、何やらヘアピンのコーナーを物色していた。
ええ、誰かにあげるんかな。まさか、お母さんとか…
あかん。想像したら笑いそうなった。危ない。
でもあのDNAだ。宮家のお母さんは超絶美人確定でしょ。
私はそんなことを思いながらイヤリングを眺めた。
「お待たせ〜」
「待ちくたびれたわ。マクド行こ」
「え、もうお腹すいたん」
「当たり前やん」
さも当たり前のように言い、当たり前のように手を取られた。
まだ、治といられる。
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亀さん - 完結おめでとうございます！治最高…………次回作も読ませていただきます！ (2020年4月2日 10時) (
レス) id: 99a2eebfea (このIDを非表示/違反報告)
はるか(プロフ) - やまうみ。さん» コメントありがとうございます！初期からのファン…！嬉しいです、私の作品読んでくださってありがとうございます(^ ^) なるほど…おじいさまの名言、必ずやどこかで使わせていただきます！もう少しで完成するので待っててくださいね〜（＾ν＾） (2020年3月31日 23時) (レス) id: 932e8eeb07 (このIDを非表示/違反報告)
はるか(プロフ) - しぃらさん» コメントありがとうございます！ドSの治による荒治療はいかかでしたか？(^ ^) それはまずい！もう一度宮治の荒治療を受けることをお勧めします(無限ループ)← 死なないで〜…次回作もぜひ読んでくださいね！ (2020年3月31日 23時) (レス) id: 932e8eeb07 (このIDを非表示/違反報告)
はるか(プロフ) - ルナ・エイヴェルさん» コメントありがとうございます！過呼吸ぎみですけど大丈夫ですかッ(*_*) 結婚します(真顔)← ぜひぜひひっそりとニヤニヤ、キュンキュンしながら読んでください〜(^^) (2020年3月31日 23時) (レス) id: 932e8eeb07 (このIDを非表示/違反報告)
はるか(プロフ) - 狐さん» コメントありがとうございます！いえいえ！そう言ってもらえるだけで明日を生きる活力になるので大丈夫です← ぜひぜひ、次回作もよろしくお願いします〜(^^) (2020年3月31日 23時) (レス) id: 932e8eeb07 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：はるか
| 作成日時：2020年3月22日 23時
