それを決めるのは、 ページ31
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「ほぉ〜ん。そんで俺の顔で試したわけやな」
「まあ、そんな感じ…」
「好きになっちゃったのか〜〜」
「待って、まだ好きと決まったわけちゃうから」
15分の休憩時間である今、医務室で休む治を除く2年レギュラーに囲まれる私。
侑の顔を覗き込んだ後、やっぱ何でもない〜と立ち去ろうとした私を当然のように捕まえて、
後で尋問したるから逃げんなって侑が笑って現在に至る。
多分、話に入ってこないけど侑の声がクソでかいから3年生の人達にも聞こえてると思う。(白目)
そして、私は治にドキドキしてしまうことを話す羽目になってしまった。
ニヤニヤが止まらない侑と角名。しにたい…。
「やっぱ俺の言った通りじゃん。こういうのって絶対付き合うんだよな〜」
「いやまだ好きか分からん言うとるやん…私だって今めちゃくちゃ動揺してんねんから」
「アホ、それを好きって言うんやろうが」
「いや絶対吊り橋効果みたいなもんや！どうせまた貶されたりしたら冷めてくねん」
それに、と私は続ける。
「…仮にもし、これが好きっていうんなら絶対叶わん恋やねん」
「何でや」
「…やって、憎い相手やで？自分らやって考えてみ？
いつもボケカス言うとる相手に突然『好き』言われてみ？『こいつ何言うとるん』ってならん？
それに治やで？私なんかより、もっとずっと、うんと可愛くてスタイルいい女のほうがええやろ」
治が私のことを好きになるなんて100%ありえんことやと思う。
はは、と笑う私に、角名と銀島くんは「考えすぎ」と小さく笑う。
どうせからかわれとるだけやし。
そう言った私に、侑は首を横に振った。
「サムは、考えなしにそんな事する奴ちゃうわ」
「…何を根拠に、」
「そんなん決まっとるやん。俺ら双子やもん。誰よりも側で互い見てきたんやで？
…それに、似合う似合わん関係ない。それを決めるんは治や」
ちんちくりんでもええんちゃう？
そう笑った侑に、私は蹴りを入れた。
ちょっとジーンとしてたのに。
あと好きか分かんないって言ってんだろ。
その後、北さんから治が目を覚ました、とりあえず帰らせて明日の部活も休ませるわ、と報告され、ホッとした。
そして2日後、
私の目の前には、進路を塞ぐ様に立つ治が。
「オイ」
「なん、や」
「…インハイ後の土曜の部活休み、ちょお付き合えや」
…はい？
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亀さん - 完結おめでとうございます！治最高…………次回作も読ませていただきます！ (2020年4月2日 10時) (
レス) id: 99a2eebfea (このIDを非表示/違反報告)
はるか(プロフ) - やまうみ。さん» コメントありがとうございます！初期からのファン…！嬉しいです、私の作品読んでくださってありがとうございます(^ ^) なるほど…おじいさまの名言、必ずやどこかで使わせていただきます！もう少しで完成するので待っててくださいね〜（＾ν＾） (2020年3月31日 23時) (レス) id: 932e8eeb07 (このIDを非表示/違反報告)
はるか(プロフ) - しぃらさん» コメントありがとうございます！ドSの治による荒治療はいかかでしたか？(^ ^) それはまずい！もう一度宮治の荒治療を受けることをお勧めします(無限ループ)← 死なないで〜…次回作もぜひ読んでくださいね！ (2020年3月31日 23時) (レス) id: 932e8eeb07 (このIDを非表示/違反報告)
はるか(プロフ) - ルナ・エイヴェルさん» コメントありがとうございます！過呼吸ぎみですけど大丈夫ですかッ(*_*) 結婚します(真顔)← ぜひぜひひっそりとニヤニヤ、キュンキュンしながら読んでください〜(^^) (2020年3月31日 23時) (レス) id: 932e8eeb07 (このIDを非表示/違反報告)
はるか(プロフ) - 狐さん» コメントありがとうございます！いえいえ！そう言ってもらえるだけで明日を生きる活力になるので大丈夫です← ぜひぜひ、次回作もよろしくお願いします〜(^^) (2020年3月31日 23時) (レス) id: 932e8eeb07 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：はるか
| 作成日時：2020年3月22日 23時
