どうしても、どうしても。２【Ren.N】 (ページ45)

今日:4 hit、昨日:0 hit、合計:81,866 hit

96 ページ45

縦割り旅行当日。

神奈川県の箱根で、二泊三日する。

一旦学校に集合し、そこから貸切バスで一斉に向かう。

バスはクラス毎に分かれて乗り、現地に到着してからは、縦割りのグループで行動する。

--------------------------------------------------------------------

バスの中

杏「バスの座席、自由でよかったね！」

結衣「ねっ！ついにこの時が来たんだね！勇太との自由時間が楽しみすぎる。」

杏「勇太くんとは今日と明日どっち会うの？」

結衣「私は今日って連絡来たよ！杏は廉くんから連絡来た？」

杏「うん！昨日連絡来て、私は明日会うことになったよ！」

結衣「よかったね！杏、ちゃんと持って来た？」

杏「もちろん！でも恥ずかしいなぁ…」

私と結衣は、廉くんたちに会えなかった間に、いわゆる勝負下着を買いに行ったのだ。

結衣は黒。私は赤。適度に透けていて、サイドが紐のモノを選んだ。

杏「なんか、やる気満々みたいじゃない？大丈夫かな？」

結衣「大丈夫だよ！男の子なら必ず喜んでくれるって！杏、明日こそ大人になってくるんだよ！」

杏「もうっ！結衣ってば！笑」

結衣「勇太たちは、夕飯前のレクリエーションが主な担当らしいよ！どんなことやるのかは、その時のお楽しみって教えてくれなかったけどね。」

杏「そうなんだ！レクリエーション楽しみだね！あと温泉も楽しみ！久しぶりだなぁ～」

途中、担任の先生から、縦割りグループの紙が配られた。

グループは、２年生４人、１年生４人の計８人。
一学年男女２人ずつで組まれていた。

担任「今配った紙に書いてあるのが、宿泊施設に着いた時から、行動を共にするグループになる。もちろん、就寝部屋は男女別棟。各棟に移動することは、自由時間も含めて禁止だからなー！特に男子。くれぐれも守るように。」

杏「結衣とは違ったけど、私、那須くんと同じだ！女の子の方は、佐々木さんか。おとなしい子だから安心！」

結衣「杏のグループ、かなり当たりだね！私は、
まぁまぁな感じ。笑」

--------------------------------------------------------------------

宿泊施設

先生「自分のグループの番号のところに集まってー！」