七章 転機 ページ12
shp「あ、そういえば今日は時間ありますか？」
『(ありますよ)』
shp「それなら紅葉狩りに行きませんか？オスマンさんからオススメの紅葉スポットを教えてもらったんです。」
『(そうなんですか！行ってみたいです)』
shp「じゃあ準備しましょう。」
久しぶりにショッピさんとのお出かけだ。
うきうきと服を着替えて、もう彼と一緒にマンションを降りる。
場所は意外と近い場所のようで歩いて行ける距離だそうだ。
肩を並べてその公園へと向かった。
＿＿＿＿
＿＿＿
着くと公園の入り口から紅葉の葉が我先にと言わんばかりに顔を出す。
思わずその紅色に顔が綻ぶと、ショッピさんもそれに答えるように暖かく笑う。
shp「ふふっ、もう少し奥まで行ってみましょうか。」
シーズンだということもあり人が多い。
危ないからと言って私の手を繋いでおいてくれる。
ほっそりと綺麗な指だが、手にタコがある。バイクのハンドルを握る時のタコだろう。
そこでは連なる滝を隠すようにして紅や黄の紅葉が生い茂り美しい。
池はまるで染められたかのように葉が落ちて流れていた。
今までに見たことないような景色で。
きっと一生忘れられない思い出になるだろうと思った。
shp「ちょっと肌寒いですね。寒くないですか？」
『(少し寒いです)』
手を繋いでいるので文字を書くことができずに口パクで伝えると理解してくれたようだ。
首にふわりとストールが巻かれる。
shp「男物で申し訳ないですが、少しは暖かくなると思います。」
彼の温もりが残るストール。
心まで温まるようだった。至極幸せだ。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 677人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「wrwrd」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
しらあう - あぁっっ…！！占ツクで初めて泣きました、、、今も涙抑えながら打ってます(しゃっくり凄い) (2021年9月30日 23時) (
レス) @page15 id: 1078183734 (このIDを非表示/違反報告)
パソコンの精 - ファンです(突然の告白)あぁぁ続き気になりますけど無理しないようにして下さい！ (2020年12月13日 8時) (レス) id: 8d2541acc6 (このIDを非表示/違反報告)
さわー(プロフ) - ふーんｯ評価2票目ゲットだと言っていくぅｯｯ 続編おめでとうございます(ｽﾝｯ)更新、無理のなさらない程度に頑張ってください！ (2020年8月18日 10時) (レス) id: d2b3b95193 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：変人パラダイス | 作成日時：2020年8月18日 10時
