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――L i e°.*о'4 ページ4

「月見うどんください。」

お昼休み。やはりいつ来ても込んでいる学食のなかで対して背も大きくない私が一人。
今日のお昼は月見うどん。学校でしか食べられない様なものだから落ちついて食べたい。

――…けど。

「まふくん醤油とって。」
「はい。」
「…食べないの?」

「はぁ…」

目の前にこれがいるんじゃ落ちついて食べるどころか味すら味わえないんじゃないのだろうか。

すでにテーブルを囲む女子がいて、痛くて冷たい視線を送ってくる。
本当に勘弁してほしい。
勘違いして舞い上がる暇すらないじゃない。

「いただきます。」

はやく食べ終わって解放されたい。



「ごちそうさまでした。」

「早いねー…」
「いや、君たちが遅いだけじゃ。」

そうだ、決して私が食べるのが速いんじゃない。天宮君たちが遅いだけ。
その遅い原因が周りの取り巻きにあるんだけど。
“握手してください!”、“一緒に写真とってください!”、“アドレス交換しませんか?”。
そんな感じの話を持ちかけられそれに全て対応していた。アドレスは教えなかったらしいが。
なんなんだ。芸能人でもいるんじゃないかというくらい騒がしかった。いや、もしかしたらそれにも値するんじゃないか。

「…みんないつもお弁当?」
「いや、購買でパン勝手食べてる。」
「…購買でよくあんな騒ぎ起きないね。」
「先生に買ってきて貰ってる。」

「おい担任。」

良いように使われてどうするんだ先生。

「いや最終的に俺たちが頼む形になったけど、いちいちああいう騒ぎを起こしたくないらしくて、なんなら買ってきてやろうか、じゃあお願いしますみたいになったんだよ。先生をパシリに使うわけないじゃん?」
「まぁそうなんだけど…」

いろんなことを初めて知ってなんだか今日は疲れた。

本当に。なんで今更こんなことになるんだろう。
全て今更じゃないか。
今更話しかけられて、今更仲良く…?なって、今更…

「…私、教室戻るね。」

私は、立ち上がった。
お盆を持って、今すぐにでも教室へ戻れる準備をして。

「えっ、ちょ、」
「んーと…頑張ってね。」
「…え、うん。」

女子の群れをよけながらどんぶりが乗ったお盆を落とさないように歩きだした。


「…置いてかれたけど。」
「今回はちょっと、きっついかもねー。」
「……それは良いから、天月君もまふくんも早く食べようよ。ね?」

「「はーい。」」


――L i e°.*о'5→←――L i e°.*о'3



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あづにゃん(プロフ) - 那桜さん» いえいえいえ!!これからも頑張ってください><* (2014年10月24日 22時) (レス) id: 97173182ec (このIDを非表示/違反報告)
那桜(プロフ) - あづにゃんさん» 天才のての字も文才のぶの字もないのですがありがとうございます!!! (2014年10月18日 17時) (レス) id: e2d1d8958e (このIDを非表示/違反報告)
あづにゃん(プロフ) - 那桜さん» 天才ですね!!こんな文才があるなんて!!もうホント羨ましいです><´* (2014年10月18日 11時) (レス) id: 97173182ec (このIDを非表示/違反報告)
那桜(プロフ) - あづにゃんさん» ありがとうございます!! (2014年10月17日 17時) (レス) id: e2d1d8958e (このIDを非表示/違反報告)
あづにゃん(プロフ) - 夢主ちゃんめっちゃ可愛い((>ω<´* (2014年10月13日 8時) (レス) id: 97173182ec (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:那桜 | 作者ホームページ:ない  
作成日時:2014年3月28日 0時

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