――L i e°.*о'1 ページ1
「…手紙?」
小鳥のさえずりがあちらこちらで聞える、すがすがしいいつも通りの朝。
家を出て、これから学校へ行くところ。
家のポストを開けてみると、手紙が入っていた。
「レンタル、彼氏…」
少々気になるワードがあったが今は気にしている暇はない。
なんたってあと5分で校門が閉まってしまう。
生徒指導の先生につかまってしまうのはごめんだ。
私は、その手紙を雑にかばんへ入れると、家から遠いのか近いのか、微妙な学校までの道のりを走った。
+*
「はぁ〜っ…間に合った…」
やはり遠いのではないか。近いわけがない。
「出席取るぞー、席に着けー。」
ナイスタイミングで担任が教室へ入ってきた。
私は、ふぅっと安堵をつき、荷物を机に入れた。
すると、
「天宮ー。…いないのかー。」
そうだ隣。
隣を見るといつも私より早い登校の天宮君がいない。
遅刻か…珍しいな。
少々クラスがざわめく中、教室の外からバタバタと足音が。
天宮君かな…
でも聞える足音は一つじゃなくて。
「すみませんっ!!遅れました!」
「はぁっ…久しぶりに走ったー。」
教室の扉を勢いよく開けたのは、天宮君。
後ろには、
「風間、お前もか…お前ら二人とも遅刻な。」
「「ええぇ…」」
風間君がいた。
二人ともいつもはちゃんとくるのに。
こんな珍しいことがあるんだな。
自分も遅刻しかけていたというのに内心相手に失礼なことを思いながら、クラスの空気を呼んで笑う。
そんななかふとかばんの中でつかんだ…これは、紙?
「あ…」
今朝の手紙だ。
相当雑にかばんの中にしまい込んだせいで、ぐちゃぐちゃになっている。
「休み時間読まなきゃ。」
そんな独り言もクラスの笑い声にかき消された。
〜〜
霧沢 A
高校2年生
ロングヘアー。
身長は平均。
穏やかな性格で男女関係なしに好かれるけど、人気者とはちょっと違う。
天宮唯月(天月)、風間楓也(まふまふ)
Aのクラスメイト。
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あづにゃん(プロフ) - 那桜さん» いえいえいえ!!これからも頑張ってください><* (2014年10月24日 22時) (レス) id: 97173182ec (このIDを非表示/違反報告)
那桜(プロフ) - あづにゃんさん» 天才のての字も文才のぶの字もないのですがありがとうございます!!! (2014年10月18日 17時) (レス) id: e2d1d8958e (このIDを非表示/違反報告)
あづにゃん(プロフ) - 那桜さん» 天才ですね!!こんな文才があるなんて!!もうホント羨ましいです><´* (2014年10月18日 11時) (レス) id: 97173182ec (このIDを非表示/違反報告)
那桜(プロフ) - あづにゃんさん» ありがとうございます!! (2014年10月17日 17時) (レス) id: e2d1d8958e (このIDを非表示/違反報告)
あづにゃん(プロフ) - 夢主ちゃんめっちゃ可愛い((>ω<´* (2014年10月13日 8時) (レス) id: 97173182ec (このIDを非表示/違反報告)
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