三十九 ページ9
カルナの顎を、クイッとあげる。
彼女の目を見て、リゾットは言った。
「約束しろ。必ず、死なずに帰ってくると。」
お前は、ただ、観察するだけでいい。
仲間を失うのは、もう、嫌だった。
諦めたわけではない。
彼女が無事に戻ってきたら、
次は自分が行くつもりだった。
「……命令ではないのか。」
「約束、だ。」
「……分かった。」
口元の血を拭い、
立ち上がる。
リゾットの目を見た。
「絶対、守る。」
「ああ。」
カルナが立ち去った。
リゾットは、
一人静かに、
ソファに腰を下ろした。
夜の深夜。
カルナは街を駆けていた。
護衛チームはどこにいるのか。
と、思うが、分かっている。
(…この感じは、やっぱりあの戦争とは違う。
…これは…国のじゃない。
仲間のための…戦争だ…！)
屋根から下へ降りる。
目的地はまだ遠い。まだ。
カルナが走る速さを上げた時だ。
「！……誰。」
「…さすがだな。
この微量な殺気に気付くとは。」
闇から出てきた一人の男。
カルナは敵意をこめた目で見る。
「命令に背くとは。
鬼隊も落ちたものだ。」
「…”ボス”か。」
「そう。一応名乗っておこう。
俺の名はディアボロだ。」
―――――――――――
来た。
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蓮水(プロフ) - 白狼さん» あいよおおおおおおおおおおおおおお！！！！！ (2015年5月16日 10時) (
レス) id: c1c662ae2f (このIDを非表示/違反報告)
白狼 - よし！読み終わったよおおおおおおおお！！！感想はまたLINEで詳しく言うね！！ (2015年5月15日 14時) (レス) id: 69d595aaed (このIDを非表示/違反報告)
蓮水(プロフ) - 華宮霧緒さん» プロシュート？マジかいｗｗ (2015年4月25日 15時) (レス) id: c1c662ae2f (このIDを非表示/違反報告)
華宮霧緒(プロフ) - を壊してしまったよ!オワタよ!全てが終わった…占いツクール更新できない、LINEできねぇーw (2015年4月23日 19時) (レス) id: a7ba05211c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：蓮水 | 作成日時：2015年4月12日 17時
