Living life (ページ6)

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学校が終わり、今は放課後。

部活に所属してない私はそのまま帰宅。

和也は部活があるからね。

待っててもええんやけど、和也が

『待たせるの嫌やから先帰って!!』

と言うので毎回お先に帰らせて貰う。

和也『A、気付けて帰り』

『うん、和也も部活頑張ってね!!』

和也『ありがとう!!じゃ、また明日な!!』

笑顔で手を振り、教室を出ていく和也を見送り

私も帰りの準備をする。

その時、私しかいない筈の教室に人の気配を感じて教室の出入口に視線をやると

丈『よっ』

ドアに寄り掛かる丈がいた。

『なんでおんの』

丈『今日、おれ部活ないんやって』

『やからなんやねん』

丈『やから、この俺様が一緒に帰ったろ思って』

『別に頼んでへんし』

丈『お前、少しは素直になりや』

『うっさいわ!!私は十分素直です～』

丈『もう、ええからはよ支度せぇよ』

『一緒に帰ることにOKしたつもりはないねんけどな…』

結局、丈と帰ることになってしまった私。

男の子と肩を並べて歩くのは和也以外初めてだから何だかとても緊張する。

そんな中、丈はマシンガントーク。

ほんとやかましい。

今江くんの事をやたらと語ってたけど、

今江って誰やねん!!って感じだからほとんど聞き流してたけど。

家に着き、私は部屋に直行。

部屋着に着替えて夜ご飯の支度。

すると丈が台所に入ってきて、

丈『なぁなぁ、腹減った』

『今作ってるやろ』

丈『待てへん』

『待て』

人が料理してるってのに何故か方を組んでる此奴

殴って良いですか？

丈『お前ってさ、クラスでも地味で目立たないやん。あの大橋の他に関わりあるん？』

『和也以外の男の子と関わりはないよ』

丈『ふーん、』

『なんやねん』

丈『お前恋愛した事ないやろ』

『なんやねん急に』

丈『ふっ』

その瞬間、私の思考回路は停止。

何が起きたのか理解出来ず、ただ呆然としてしまう。

丈『あ、ホンマに初めてやった？』

私の顎に手を添えてキスしてきた丈は余裕そうで

すごくムカつく。

此奴は人気者だから、何人もの女の子のこういうことをして来たんだろう。

丈『大橋としたんかと思ってた』

なんて悪びれる様子もなく笑ってる丈。

丈『じゃ、夜ご飯楽しみにしてんで!!』

そう言い残し、自分の部屋に入っていった。

『はぁ…ファーストキスがあんな奴に…』

私はその場にしゃがみ込み暫く動けずにいた。