雌雄同体兄弟 (ページ3)

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2話ページ3

私の旅立ちはこんな感じだった。
良い親を持ったなとしみじみ思うよ。

「おい、アレン。今日も可愛い格好だな！ﾌﾟﾌｯ」

この私の事を少し……否かなり馬鹿にしてくるのはミヨ。
名前とは違いかなりゴツイから初めてあった時は二度見した。

向こうも私見て二度見していたけど……。

『おはようミヨ。そっちこそとても可愛らしい名前だね』

「うげ、それ気にしてんだからやめろよ！」

『なら人の外見を馬鹿にしないでくださる？？』

「はいはい、分かりましたよーだ」

少し不貞腐れたように頬を膨らませるから、手を両頬に当て思いっきり潰す。
まぁ向こうもそれをやると知っているから同時に空気を外に出すんだけどね。

『相変わらずだな』

「お前もな。あ、て言うかお前、全学年で話題になってんぞ」

『？』

「その格好だよ。女が入学してきた！なんてザワザワ……気にならんのか？」

『特には。学園長にも了承は得ているし、何も問題じゃないよ？

それに、私が女でも男でもどっちでもいいでしょ？
人がとやかく言う事じゃないさ』

「はぁ……」

なんか自論を語ったらため息疲れた。
こいつちょっと失礼だな。

『そんな話その内収まるだろ。何時までもブツブツ言っていたらみっともないんだから』

「ま、お前が気にしねぇなら良いけどよ……。

と、もうすぐ授業が始まる。後でな」

『うん、後で』

ミヨは自分の席に戻って行った。
因みに1年D組だったよ。

わーフロイドくんがいるーやったー(棒)